「バリウム検査」前後に”コーヒー”を飲むとどうなるかご存じですか?医師が解説!

「バリウム検査」前後に”コーヒー”を飲むとどうなるかご存じですか?医師が解説!

バリウムの前日・当日・直後にコーヒーはNG?メディカルドック監修医がカフェインの影響や飲んでしまった時の対処法、検査後いつから飲んで良いか等を解説します。

和田 蔵人

監修医師:
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)

佐賀大学医学部卒業。南海医療センター消化器内科部長、大分市医師会立アルメイダ病院内視鏡センター長兼消化器内科部長などを歴任後の2023年、大分県大分市に「わだ内科・胃と腸クリニック」開業。地域医療に従事しながら、医療関連の記事の執筆や監修などを行なっている。医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本医師会認定産業医の資格を有する。

胃のバリウム検査は飲み物に要注意

バリウム検査は、造影剤であるバリウムと胃を膨らませる発泡剤を内服して、X線で胃の内部を撮影する検査です。胃の粘膜表面に付着した造影剤をさまざまな角度から撮影して観察することで、胃の病変を見つけることができます。しかし、胃の粘膜にバリウムを付着させることで検査をするため、検査の前後の食事や飲み物の種類によっては検査に影響が出てしまうこともあり、注意が必要です。

バリウム検査当日の水分摂取

一般的にバリウム検査を行う前日21時以降(検査施設により指示が異なる場合があります。検査を行う施設の指示にしたがってください)は食事ができません。食事を摂ると、食べ物が胃に残り、病変と区別がつきづらく、正確に検査ができなくなるためです。21時以降から検査までは水以外は飲まないようにしましょう。朝から検査の2〜3時間前までに少量(コップ1杯程度)の水の摂取は可能です。詳しくは検査機関の指示に従ってください。

バリウム検査当日にコーヒーやお茶を避ける理由

コーヒーやお茶などの飲料は、胃を刺激して胃酸が分泌されやすくなり、胃壁にバリウムがつきづらくなる可能性があります。このためバリウム検査当日には水以外の水分はとらないようにしましょう。また、コーヒーやお茶は利尿作用があるため、脱水をおこしやすいという点でも検査前に飲むのは避けましょう。

バリウム検査直前は水も飲んではいけない?

バリウム検査は、2時間前から絶飲食となります。直前は、例え水でも飲むことでバリウムが胃粘膜に付着しづらくなり、正確な検査が行えない可能性があるため飲んではいけません。万が一間違って水を飲んでしまった後には、まず検査機関に連絡をして指示を仰ぐようにしましょう。

バリウム検査前日にコーヒーはOK?当日飲んでしまったら?

バリウム検査の前日21時までは、コーヒーを飲むことは可能です。しかし、コーヒーは利尿作用があるため、多く飲み過ぎないように注意をしてください。前日の21時以降は、水のみ摂取可能です。万が一検査当日にコーヒーを飲んでしまった場合は、飲んだ時間などを検査機関に話し、指示を仰いでください。

バリウム検査前日のコーヒーはいつまで何杯なら飲んでいい?

バリウム検査前日のコーヒーの量には特に制限はありません。しかし、翌日に水分摂取を控えなければならないことを考えると、利尿作用により脱水とならないように多くは飲まないようにしましょう。

バリウム前にコーヒーをうっかり飲んでしまった時の対処法は?

バリウム検査前にコーヒーを飲んでしまった場合、まず検査機関に問い合わせてどうすれば良いか聞きましょう。その後の対応は、検査機関により異なることがあります。検査自体を中止して別の日に行うこともありますので、間違えて飲まないようにすることが大切です。

配信元: Medical DOC

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