24時間心電図の検査結果で何がわかる?
どんなときに不整脈や狭心症を疑う変化が起こっているのか、また自律神経の活動などを評価することができます。
24時間心電図で結果が出るまでの期間
心電図の結果を解析する必要があるため、結果までの期間はおよそ2週間程度となります。
24時間心電図の検査結果からわかること
検査結果からは、以下のようなことがわかります。
症状と心電図の関連
不整脈が出ているか
狭心症が疑われるか
自律神経活動の状態
24時間心電図検査の費用目安
検査の費用は1割負担の場合1750円、3割負担の場合5250円です。これに加えて診察費用などが別途加算されます。
「24時間心電図検査(ホルター心電図)」の見方と再検査が必要な結果
以下のような診断結果の場合にはすぐに病院に受診しましょう。
「心電図検査」の判定区分と結果の見方
結果は通常以下のような判定区分で評価されます。
A:異常なし
B:軽度異常
C:要再検査・生活改善
D:要精密検査・治療
E:治療中
C〜Eと判定された場合には、再検査や専門医の受診が必要となります。
CやDとなる主な異常所見の例は以下の通りです。
洞不全症候群:洞結節の働きが低下し、脈が遅くなる(洞房ブロック、洞停止)
2度または3度(完全)房室ブロック:心房から心室にうまく電気が伝わらない
上室性不整脈:発作性上室頻拍、心房粗動、心房細動
心室性不整脈:心室頻拍、心室細動
期外収縮:通常より早いタイミングで脈が出る不整脈
ST上昇:心筋梗塞や心筋炎などが疑われる変化
ST低下:狭心症など心筋虚血が疑われる変化
「心電図検査」の再検査基準と内容
再検査が必要と判断された場合には、健診を受けた医療機関、またはかかりつけ医を受診します。
どのような検査を行うのか:心エコー:心臓の形や動きを確認します(3割負担:2,640円、1割負担:880円)
トレッドミル、エルゴメータ(運動負荷心電図):運動しているときの心電図変化を調べます(3割負担:4,800円、1割負担:1,600円)
心臓CT:冠動脈の閉塞や狭窄の有無を調べます(3割負担:10,000~15,000円、1割負担:3,000~5,400円)
検査費用:上記は目安です。この他に診察料などが別途加算されます。
どこで再検査・精密検査を依頼するのか:健診を受けた医療機関、または循環器内科のある医療機関。
再検査・精密検査の緊急度:胸痛や胸の圧迫感、強い動悸やめまい・失神がある場合には、速やかに受診しましょう。経過観察となった場合は医師の判断に従い、3〜12か月間隔で受診します。
再検査結果に応じた治療内容:頻脈性不整脈には薬物療法やカテーテルアブレーション、徐脈性不整脈にはペースメーカ植込み術、狭心症疑いには冠動脈造影検査やステント留置術などが検討されます。

