心筋梗塞の検査についてよくある質問
ここまで心筋梗塞の検査から治療方法まで紹介しました。ここでは「心筋梗塞の検査」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
人間ドッグで行う検査で心筋梗塞へのリスクはわかりますか?
人間ドックで実施される検査は、心筋梗塞を引き起こすリスク要因を把握するためにも有効です。血圧測定や血液検査による脂質や血糖値の確認を通じて、動脈硬化の進行に影響を与える生活習慣病の有無を適切に評価できます。
検査を受ける場合の流れを教えてください。
激しい胸の痛みや呼吸困難などの症状があり、救急車で搬送された場合や緊急受診をした場合は、迅速な対応を取ります。病院へ到着してから10分以内に心電図検査や血液検査を実施し、診断を確定させることが目標です。血液検査では、心筋のダメージを示す心筋トロポニンTなどのマーカーを測定し、心電図の波形変化を確認したうえで総合的に判断します。
急性心筋梗塞と診断されると、緊急のカテーテル治療(PCI)などの再灌流療法へと移行します。検査から治療開始までの時間を短くすることが大切です。
編集部まとめ
ここまで、心筋梗塞の検査から治療の方法と流れを解説しました。心電図におけるSTの上昇や血液中の心筋トロポニンTといった心筋傷害マーカーの数値を詳しく調べることで、心臓のダメージの程度や病変の場所を客観的に評価します。
心筋梗塞の治療には、カテーテル治療や冠動脈バイパス手術、さらには血栓溶解療法といった選択肢があります。
検診や人間ドックなどを活用して自身の血管の状態やリスクを把握し、生活習慣の改善に取り組むことも有効な手段です。
ご自身またはご家族で気になる症状や異変があるという方は、一人で悩まずなるべく早く医療機関に相談するとよいでしょう。

