DHAの効果とは?メディカルドック監修医が一日の摂取量・効果・不足すると現れる症状・過剰摂取すると現れる症状・効率的な摂取方法などを解説します。

監修管理栄養士:
正留 昭子(管理栄養士)
病院・介護付き老人ホームで給食管理・栄養管理業務に従事しました。人生経験を積んで管理栄養士資格取得し、食に関して周囲の方が笑顔になれるよう努めています。
「DHA」とは?

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、魚油に多く含まれるオメガ3系(n-3系)の多価不飽和脂肪酸であり、脳、神経細胞、目の網膜の構成成分となる重要な栄養素です。記憶力・学習能力のサポート、血流改善や中性脂肪低下などと関連が示唆されています。体内での合成量は限られているため食事からの摂取が重要です。
DHAの一日の摂取量

DHA単独の明確な推奨量は、日本人の食事摂取基準(2025年版)では設定されていません。そのため、一般的にはDHAを含むn-3系脂肪酸全体の「目安量(AI)」を参考に摂取量を考える必要があります。n-3系脂肪酸は明確な欠乏症が報告されていないことから、摂取量の中央値をもとに目安量が設定されています。また、EPAやDHAの摂取が冠動脈疾患の予防に関連することを示す研究はありますが、これらも踏まえ「目標量」ではなく「目安量」として示されています。なお、妊婦・授乳婦の1.7g/日はn-3系脂肪酸全体の目安量であり、DHA単独の量ではない点に注意が必要です。
対象年齢 n-3系脂肪酸の目安量(1日)
0 ~ 2歳 0.7 ~ 0.9g
3 ~ 9歳 0.7 ~ 1.5g
10歳 ~ 49歳 1.7 ~ 2.2g
50歳以上 1.9 ~ 2.3g
妊婦・授乳婦 1.7g

