猫に関する『うわさ話・迷信』5選 どこまで本当なの?気になる真相をご紹介

猫に関する『うわさ話・迷信』5選 どこまで本当なの?気になる真相をご紹介

3.オスの三毛猫の幸運

きれいな三毛猫

三毛猫のオスが希少だということは遺伝学的に証明されていて、そこから派生したのは「オスの三毛猫は幸運を呼ぶ」という信仰です。

通常、毛色を決定する遺伝子の関係で三毛猫はメスしか生まれません。その中でオスが生まれるのは「XXY」という特殊な性染色体を持つ染色体異常の場合のみで、その確率は3,000〜3万匹に1匹とかなり低い確率です。

当時の人々がこの数値を理解していたわけではありませんが、「なぜかほとんど見かけない」という経験的な感覚と実際に見た時の「いた!」という驚きから、「これはツイてる」と感じたのかもしれません。

もともと日本には古くから「三毛」という明確な色の定義がありましたが、英語圏でいう「三毛=キャリコ」は布地模様を指す言葉です。日本ほど「白・黒・茶の3色が揃った三毛猫のオス」をピンポイントで神聖視する文化は、他国にはあまり見られません。そういう意味でも実際に出会うことは本当に稀なのです。

4.妖怪(化け猫や猫又)への変身

歌いながら踊る猫

昔から猫が年を取ると妖怪に変身するという言い伝えがあります。もちろんこれには、猫の身体の特徴や老化現象が、当時の人の目に奇怪に映ったことによるもので、おそらく真相は、身体的特性と当時の生活環境の「不幸な合致」にあります。

猫を単純な「化け猫」とした話では、行灯に使われていた魚油を舐めるための直立姿勢が、ゆらめく影によって障子などに映り、巨大な怪物のように見えたのでしょう。当時の庶民は、精製されていない鰯などの「生臭い油」を灯りの燃料として使っていたため、猫にとっては高カロリーな動植物性タンパク源そのものだったのです。

一方、しっぽが2本に分かれるといわれる猫又の真相については探求しても明確な答えは出てきません。藤原定家による「明月記」は現存する最古の「ねこまた」に関する史料で、1233年8月2日の記事に「南都(現在の奈良)でねこまたという獣が人を襲った」と書かれているに過ぎません。猫又は有名な話ですが、まったくもって真相は謎なのです。

提供元