多彩なバリエーション
一口にナシゴレンといっても、地域や国によって具材や味付けは多種多様です。インドネシアでは104種類のナシゴレンが存在すると言われており、マレーシアでも様々なスタイルがあります。■地域で異なるインドネシアのナシゴレン
インドネシアでは、地域によって使われる調味料が異なります。
■ジャワ風ナシゴレン:
甘い醤油(ケチャップマニス)とエビペーストをたっぷり使い、甘辛い味わいが特徴です。

■ナシゴレン・メラ(赤い炒飯):
スラウェシ島などインドネシア東部では、甘い醤油の代わりにトマトソースやチリソースを使って作られ、鮮やかな赤みを帯びています。
■多様なマレーシアのナシゴレン
マレーシアでは、多民族国家の影響を受け、マレー式、中華式、Mamak(ママッ)式(インド系イスラム教徒のカレー風味)、タイ式など、様々な種類のナシゴレンが存在します。
■ナシゴレン ビアサ(Nasi Goreng Biasa):
マレー語で「ノーマル」を意味する、最もベーシックなナシゴレンです。肉類や卵などが入らないシンプルなものを指すのが一般的です。
■ナシゴレン カンポン(Nasi Goreng Kampung):
「田舎」や「村」という意味を持つナシゴレン。アンチョビのイカンビリス、空芯菜、ブラチャン、チリパディなどを使って作られます。
■ナシゴレン パタヤ(Nasi Goreng Pattaya):

炒飯を卵で包んだもので、日本のオムライスに似た“マレーシア版オムライス”です。チリソースをかけて食べるのが一般的です。
■ナシゴレン チナ(Nasi Goreng Cina):
チャイニーズナシゴレンという意味で、マレー式とは異なり、辛くない味付けの炒飯です。
似ているようで違う!ガパオライスやミーゴレンとの違い
ナシゴレンと名前や見た目が似ているエスニック料理との違いを見てみましょう。■ガパオライスとの違い

ナシゴレンはインドネシアの料理で、ご飯と具材を一緒に炒めて一体化させるのが特徴です。一方、ガパオライスはタイの料理です。ガパオ(タイホーリーバジル)とひき肉などの具材を炒め、それを白いご飯の上にのせて提供するのが一般的で、ご飯と具材を別々に調理します
■ミーゴレンとの違い

ミーゴレン(Mee Goreng)の「ミー」はインドネシア語で「麺」を意味します。つまり、ミーゴレンはインドネシア版の焼きそばのような料理です。ナシゴレン(ご飯)とは、調理方法や材料が根本的に異なります。

