「かつお」がまぐろより約3倍多い「栄養素」は何かご存じですか?管理栄養士が解説!

「かつお」がまぐろより約3倍多い「栄養素」は何かご存じですか?管理栄養士が解説!

かつおに含まれる栄養素

かつおに含まれる栄養素

かつお1人分の摂取量を80gとして栄養価を算出しています。

たんぱく質

春獲りのかつおには20.6g、秋獲りのかつおには20gのたんぱく質が含まれています。たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚、血液など体を構成する主要な栄養素で、20種類のアミノ酸から構成されています。食品に含まれるたんぱく質の利用効率は量だけでなくアミノ酸のバランスによって決まり、その指標としてアミノ酸スコアが用いられます。かつおのアミノ酸スコアは100で、必須アミノ酸がバランスよく含まれる良質なたんぱく質源といえます。

脂質

春獲りのかつおには0.4g、秋獲りのかつおには5.0gの脂質が含まれています。かつおの脂質には、不飽和脂肪酸の一種であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれ、脳の働きや血流の健康に関係するとされています。秋獲りのかつおは春獲りより脂がのっており、脂質が多くなります。脂質の摂取量を控えたい方には、春獲りのかつおが適しています。

春獲り・秋獲りのかつおともに1.5mgの鉄が含まれています。鉄は全身に酸素を運ぶ重要なミネラルです。特に、鉄が不足すると貧血の一因となるため、日常の食事で意識して摂りたい栄養素のひとつです。かつおなどの肉や魚介類に含まれる鉄(ヘム鉄)は吸収率が高く、効率よく摂取できるのが特徴です。

ビタミンB12

春獲りのかつおには6.7μg、秋獲りのかつおには6.9μgのビタミンB12が含まれています。成人の1日当たりの目安量(4.0μg)を満たす量です。ビタミンB12は赤血球の生成に関わる栄養素で、鉄(ヘム鉄)とともに貧血の予防に関係するとされています。

ビタミンD

春獲りのかつおには3.2μg、秋獲りのかつおには7.2μgのビタミンDが含まれています。秋獲りのかつおは春獲りよりも脂質が多く、ビタミンDの含有量も高くなります。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の形成を支える栄養素です。骨の健康維持に関係するとされており、血中カルシウム濃度の調節や筋肉・神経の働きを保つうえでも重要です。

カツオのたたきに含まれる栄養は?

カツオのたたきに含まれる栄養は?

かつおの刺身とかつおのたたきは、どちらも同じ生のかつおを使用するため、栄養成分に大きな違いはありません。かつおのたたきは高知県の郷土料理で、表面を香ばしく炙ることで風味が増しますが、わずかに水分が減少します。加熱時間が短いため、栄養の損失が少ない調理方法です。初かつおのたたき1人前(5切れ・80g)のエネルギーは86kcal、たんぱく質は20.6gです。低エネルギーでたんぱく質が多く、日常の食事に取り入れやすい料理といえます。

配信元: Medical DOC

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