買い替えサインを見逃さない! チェックポイントとは?
ーーさきほど、「中敷きのつま先まで1cmあるとちょうどいい」とうかがいましたが、買い替えどきも教えてください。
林 0.5mm以下になったら、買い替えどきです。正しい靴の履き方をしていたとしても、どうしても靴の中で足が前後に移動するんですよね。そうすると、5mmを切ると靴に親指や小指が当たりやすくなってしまうんです。
渡邉 中敷きに買い替え目安線が入っているものもあるので、「この白い線を超えたらサイズアウトだな」という目安にしていただけます。

アキレス「瞬足」シリーズの中敷きには白い線が描かれ、買い替えどきの目安がわかりやすい
渡邉 3、4か月でサイズアウトしてしまう子もいるので、そのくらいの周期でチェックするのが理想的です。
ーー歩くようになってから成長期の高校生くらいまで、3、4か月見たほうがいいですか?
林 個人差がありますが、小さいうちは3、4か月で、小学生以降は半年に1回チェックを入れていただくのがいいかもしれません。頻繁なチェックはなかなか難しいと思いますが、大人に近づき「キツイな」という感覚がわかって伝えてくれるようになるまでは、チェックすることをオススメします。
渡邉 それに、小学生になると運動量が増え、サイズを確認する前に靴が壊れてしまうことも多いです。
ーーたしかに、すぐに穴が空いてしまいます。それはなぜでしょう。
林 正しい履き方をしているとやっぱり長持ちするんです。ゆるく履いていると、靴の中で足が動いて摩擦が多くなるので破れやすくなってしまうんですよね。
渡邉 それに、大きいサイズの靴を履くと、歩くときに地面とソールが擦れるように歩くことになり、削れやすくなります。そんなふうに「すぐに大きくなるから」と大きめサイズを買ったとしても、結局すぐ壊れてしまうことがある。それならば、足のサイズに合った靴を選んでいただいたほうが、実は長持ちすることも多いんですよね。
足育相談室を活用して、正確なサイズ・選び方・履き方を実感
ーーアキレスでは足と靴についての悩み相談を行っているほか、「足型測定機」を用いたカウンセリングを行っているそうですが、どんなことを行うのでしょう。

アキレス本社の「足育相談室」は予約制。足のデータ測定のほか、ショールームでさまざまなキッズシューズを見ることができる
林 測定機を使い、足の長さ、足の幅、そして足囲を測りデータをお渡ししています。さっそく体験してみましょうか。左右によって長さが異なるので、両足とも測ります。

足の長さ

足の幅

足囲を測る
林 最後に、足圧計に乗っていただき、立ったときにバランスが取れているかどうかを測ります。

ーー足圧を測ることでどのようなことがわかりますか?
林 たとえば、土踏まずがちゃんとあるかどうかなどがわかります。

バランスのよい足の状態は、足圧計に乗るときれいなアーチ型になっているのがわかる
林 これが扁平足だと、黒い部分も写るんです。あとは体重のかかり具合もわかります。その場合、赤い部分が前か後、右か左かに寄っている。
ーーそういったことがわかると、どんな対応をしてもらえるのでしょう。
林 扁平足の場合は、土踏まずを持ち上げるインソールを入れるなどといったアドバイスをしていますね。
そしてすべての測定が終わると、すべての測定結果を反映したデータをお渡ししています。

測定結果はプリントアウトしてもらえる
林 この数字を、同時にお渡しする「足長計測シート」に照らし合わせると、足の長さだけではなく足囲も合う靴を探すことができます。今日体験してくれた子は幅広タイプの足なので、標準が「2E」サイズだとしたら「3E」のほうがより合っている、ということがわかるんですね。

足育相談室でカウンセリングしてもらうと、「足長計測シート」とメジャーの特典がつく
ーーここまでサイズを細かく知ることができたら、それぞれの子どもの足に合った靴を、オーダーメイド感覚で選ぶことができそうです! これまで大人も知らなかった正しい靴の履き方や選び方を知ることで、いかに足育が大切なのかを実感することができました。ありがとうございました。
アキレス 足育相談室
https://www.achilles-shoes.com/sokuiku/
(取材・文/有山千春、取材協力/アキレス)
