健康診断の結果で「D判定」が出たらどうすれば良い?メディカルドック監修医が、意味や放置するリスク、考えられる病気、異常項目ごとの適切な受診科について解説します。

監修医師:
木村 香菜(医師)
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。
健康診断結果の「D判定」とは?
健康診断の結果で「D判定」と記載されていると、不安に感じる方も多いでしょう。ここでは、D判定の意味や他の判定区分との違い、若い世代における注意点について整理します。
健康診断のD判定の意味とC判定との違いは何?
健康診断のD判定は、「精密検査や治療が必要」と判断される状態を指します。数値や画像所見に明らかな異常がみられ、医療機関での詳しい評価が必要です。一方、C判定は生活習慣の見直しや経過観察が中心で、緊急性は高くありません。D判定は「受診前提」の評価であり、放置せずに行動へ移すことが重要です。
20代など若い世代でも健診でD判定は出る?
20代でもD判定が出ることは珍しくありません。脂質異常や肝機能異常、血糖異常などは、生活習慣の影響を受けやすく、若年層でも見つかることがあります。自覚症状がないため軽く捉えられがちですが、将来の生活習慣病の入り口であるケースもあります。そのため、年齢に関係なく、対応することが大切です。
健康診断結果のD判定を放置するリスクや注意点
D判定は「今は元気だから大丈夫」と判断してよいものではありません。ここでは、放置した場合に起こり得るリスクについて解説します。
健康診断のD判定を放置するとどうなる?
D判定の背景には、すでに疾患が存在している、あるいは進行しつつある状態が含まれます。放置すると、肝疾患や糖尿病、高血圧などが進行し、症状が出た時には治療が長期化することもあります。健診は早期発見の機会であり、その段階で対応することが予後を左右します。
健康上の自覚症状がなくてもD判定の放置や自己判断はNG
生活習慣病の多くは初期に症状が出にくい特徴があります。そのため「体調が良いから問題ない」と自己判断するのは適切ではありません。特に血液検査の異常は、体の内部で進行している変化を示している可能性があります。症状の有無にかかわらず、医療機関で評価を受けることが大切です。

