
大人も子どもも、家族みんなが過ごしやすい家づくりに大切なことってなんだろう? Vol.27では、ロンドンでワインバーを営むウィルさん、アビーさんのお家を訪問。閑静な住宅街・サウスケンジントンにある賃貸物件を、ヴィンテージ家具やオブジェ、アートで自分らしく装飾。個性豊かな空間へと様変わりさせた、巧みなインテリア術を拝見します!
profile
Will Sandbachさん/Abbieさん
ワインビジネス〈Amie〉共同経営者
ウィルさん、アビーさん/コロナを機にスタートしたというワインビジネス、〈Amie〉を夫婦で経営。同ブランドのワインバー〈Amie Wine Studio〉とピザレストラン〈Weezie’s〉はロンドンで大人気。仕事もプライベートも常に一緒の仲良し夫婦と、食いしん坊テディくんの3人家族。
Instagram:@abbieroden
Amie:@drinkamie
Amie Wine Studio(ワインバー):@amiewinestudio
Weezie’s(ピザレストラン):@weezieslondon
Amieのワインは日本でも購入可能!https://amiewine.base.shop
FAMILY:3人家族(パパ・ママ・長男1歳)
HOUSE TYPE:テラスハウススタイルの一軒家/賃貸
HOUSE DETAIL:居住歴1年半/1LDK+3ベッドルーム+パティオ
AREA:ロンドン、サウスケンジントン
こだわりの住まいについて
味のあるヴィンテージアイテムと
思い入れのあるアートに囲まれた生活
高級住宅街として知られ、多くの家族連れが住むサウスケンジントンエリア。ロンドンでよく見られる、“テラスハウス”と呼ばれる、ストリート沿いに一軒家が長屋のように連なる住居スタイルの一角が、今回お邪魔したウィルさんとアビーさんのお家。ロンドンでは一般的な、100年以上前に建てられたヴィクトリアン建築の2階建て一軒家は、モダンにアップデートされながらも、暖炉や装飾のある戸棚など、当時の面影がいまだに残っている。入居時、内装はすべて白く塗られ、まっさらなキャンバスのようだったという。「大きな工事はできないから、長年かけて集めてきたアンティーク家具やオブジェ、アートなどで空間を埋め尽くすことで、私たちらしい居心地のよい家にすることができました」
インテリアデザインは、木やコンクリートなどの自然な質感が好きというアビーさんが担当。ちょっとしたコレクターでもあるアビーさんならではのセンスで集められた個性的なアンティークが家全体の雰囲気をつくり上げている。「家具もオブジェも変わっていればいるほどいい。ほかの人が持っていないようなものに惹かれるんです」。夫婦で営むロンドンで大人気のワインバー〈Amie Wine Studio〉とピザレストラン〈Weezie’s〉のインテリアデザインもアビーさんが手がけているというだけあって、そのコーディネートセンスは抜群。
LIVING ROOM
個性派オブジェと思い出モチーフで
華やかにデコレーション
玄関から直接つながる空間が、家族みんなでくつろぐリビングルーム。暖炉上には、この部屋のセンターピースとなるアビーさんお気に入りのアート作品が飾られている。それを挟む両サイドの棚はアビーさんが好きなチョコレートブラウンとバーガンディカラーを主体にした本と小物を賑やかにミックス。「暖炉の上の絵はカラ・マーシャルというアーティストの作品で、依頼をして描いてもらったもの。私はアメリカのケンタッキー州出身だから、馬のモチーフには目がないんです」。自身が運営する〈Amie〉のワインバーで、8週間ごとにロンドンで活動する若手アーティストの展示を入れ替えているアビーさん。日頃からアートに触れているだけあって、その審美眼がインテリアにも色濃く反映されている。
窓際のソファが家族みんなのお気に入り。向かいのソファはお客さん用なんだとか。
重厚感がありながらも、白で統一することで明るい印象に仕上げたリビングスペース。〈OPA Living〉のソファ2台が、空間をゆったりと囲んでいる。向かいあわせに置かれたソファのおかげで、来客時にみんながくつろげる社交性の高い空間に。マーケットで購入した木の素材感を活かしたコーヒーテーブルも素敵。
暖炉上の飾り棚には、ユニークな顔の彫刻や魚の置き物、妊娠中のアビーさんの身体を3Dプリントしたというオブジェなどでデコレート。それぞれ個性的なアイテムなのにごちゃっと見えないのは、すべて落ち着きのあるアーストーンでコーディネートされているから。
暖炉脇の書棚には、本とともに旅の思い出や写真、アンティークマーケットで購入したものを配置。整然と整えすぎず、少しラフに見えるくらいの自然体なレイアウトが、この空間に心地よく馴染んでいる。
