キウイを食べる時の注意点

キウイは健康的な食品ですが、食べる際にはいくつか注意点もあります。
食べすぎに注意
キウイは食物繊維が豊富なため、食べすぎるとお腹がゆるくなったり、腹部の張りを感じたりすることがあります。特に普段あまり食物繊維を摂っていない方は、急に多く摂ることで消化器症状が出る可能性があります。
アレルギーに注意
キウイは、口の中のかゆみや違和感などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。症状としては、口唇や口腔内のかゆみ、じんましん、腹痛、吐き気などがみられる場合があります。
また、キウイはラテックス(天然ゴム)に対するアレルギーと関連する「ラテックス・フルーツ症候群」の原因食品のひとつとされており、該当する方は注意が必要です。
アレルギー反応の出方には個人差があり、加熱や加工の有無によっても症状が異なる場合があります。気になる症状がある場合には、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。
空腹時の摂取
キウイは有機酸を含むため(※有機酸とは、果物の酸味のもととなる成分のことです)、空腹時に食べると胃に刺激を感じる場合があります。ただし、必ずしも避ける必要はなく、体調や個人差に応じて取り入れることが大切です。特に胃腸が弱い方や体調がすぐれない場合には注意し、食後や他の食品と一緒に摂取するとよいでしょう。そのため、一度に多く食べるのではなく、1日1〜2個を一般的な目安として、体調に合わせて取り入れることが大切です。
キウイの栄養素を効率的に摂取する方法

キウイに含まれる栄養素を無駄なく取り入れるためには、食べ方やタイミングを工夫することが大切です。
皮ごと食べる(可能な場合)
キウイは皮ごと食べることで、食物繊維やポリフェノールをより多く摂取できるとされています。特に皮の部分には不溶性食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を整えたい方には一つの方法です。
ただし、皮の食感が気になる場合や農薬が心配な場合は、よく洗うか無理に食べる必要はありません。
食後に食べる
キウイに含まれる酵素「アクチニジン」は、たんぱく質の分解を助ける働きがあります。そのため、肉や魚などのたんぱく質を含む食事の後に食べることで、消化をサポートする可能性があります。
継続して適量を摂る
キウイの健康効果は、1回に多く食べるよりも、継続して摂取することで期待されます。日々の食事に無理のない範囲で取り入れることが大切です。キウイは年間を通して入手しやすく、価格も比較的安定しているため、日常の食事に取り入れやすい食品のひとつです。こうした食品を習慣的に取り入れることは、食生活を見直すうえでも大切なポイントです。
キウイの保存方法や期間

キウイは保存方法によって、食べごろや風味が大きく変わります。状態に応じて適切に保存しましょう。
常温保存(追熟させる場合)
購入直後のキウイがまだかたい場合は、常温で保存することで追熟が進みます。
りんごやバナナと一緒に保存すると、これらの果物から出るエチレンガスの影響で、より早くやわらかくなるとされています。
直射日光を避け、風通しのよい場所で保存するのがポイントです。
冷蔵保存(食べごろを保つ)
やわらかくなって食べごろになったキウイは、冷蔵庫で保存すると品質を保ちやすくなります。
ポリ袋や保存袋に入れて乾燥を防ぐことで、数日〜1週間程度おいしさを保つことができます。
なお、カットしたキウイは傷みやすいため、ラップをして冷蔵保存し、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
「キウイの栄養」についてよくある質問

ここまでキウイについて紹介しました。ここでは「キウイの栄養」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
グリーン、ゴールド、ルビーレッドでキウイの栄養にどのような違いがありますか?
近藤 志保
ゴールドはビタミンCが多く、グリーンは食物繊維が豊富な傾向があります。大きな優劣よりも、味や特徴の違いを楽しみながら取り入れることが大切です。
グリーン、ゴールド、ルビーレッドはいずれも栄養価の高い果物ですが、特徴に違いがあります。ゴールドはビタミンCが多い傾向、グリーンは食物繊維が豊富とされています。ルビーレッドはデータが限られていますが、ポリフェノールを含む可能性が考えられています。栄養面で大きな優劣があるというよりは、味や見た目の違いを楽しみながら取り入れることが大切といえるでしょう。
キウイを皮ごと食べると、どのようなメリットがありますか?
近藤 志保
食物繊維やポリフェノールをより多く摂取できるとされています。ただし無理に食べる必要はありません。
皮ごと食べることで、食物繊維やポリフェノールをより多く摂取できるとされています。ただし、食感や好みによるため、無理に食べる必要はありません。
編集部まとめ
キウイは、手軽に取り入れやすい食品で、ビタミンCや食物繊維などを含む栄養価の高い果物です。グリーンやゴールド、ルビーレッドなど種類によって風味や特徴が異なるため、好みに合わせて、そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやサラダに加えるなど、さまざまな取り入れ方ができます。
また、キウイを日常的に取り入れることで、ビタミンや食物繊維を無理なく継続して補える点も特徴です。特定の効果を期待するというよりも、日々の食事の一部として取り入れることで、無理のない健康的な食生活につながります。
他の食品と組み合わせながら、無理のない範囲で取り入れていきましょう。
「キウイ」と関連する病気
「キウイ」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
高血圧動脈硬化消化器系の病気
便秘症
過敏性腸症候群(IBS)
「キウイ」と関連する症状
「キウイ」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
便秘下痢
腹部膨満感
口の中のかゆみ(アレルギー症状)
胃の不快感
参考文献
食品成分データベース|文部科学省
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年|文部科学省
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省
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