制限していたのに、深夜の視聴履歴――YouTubeで裏技を検索して突破していた
導入当初から制限との戦いは始まっていました。スクリーンタイムでパスコードを設定し、夜中のYouTube視聴を防いでいたはずが、ある朝、使用履歴を確認すると深夜のゲーム実況視聴の記録が残っていたのです。
調べていくと、息子さんが父親の就寝中にその指をスマホのホームボタンにそっと当て、指紋認証でスクリーンタイムの制限を解除していたことが判明しました。
「眠っている間にやられていたとは……」と苦笑い交じりに語ります。その後、指紋認証に頼らない数字パスコードのみの運用に切り替えましたが、息子さんの探究心はそこで止まりません。
指紋認証突破が防がれると、今度はスマホの設定から「タイムゾーン」を海外に変更し、日付をまたがせることで時間制限をリセットするという手口が発覚。
「YouTubeで裏技を検索しては実行し、私がそれを防ぐ。この繰り返しには、気力も体力も消耗しました。デジタルネイティブの知恵に親がついていくのは本当に大変です」。
制限を強化するたびに新しい突破口を探してくる息子さんとの攻防は、「設定のいたちごっこに勝ち続けることは不可能かもしれない」という現実を突きつけるものでした。
「無料トライアル」を軽い気持ちで承認。3ヶ月後に気づいた月額1,500円のサブスク請求

設定の攻防と並行して、課金トラブルも経験しています。
息子さんがゲームの無料トライアルを「無料だからいいでしょ」と申請してきた際、父親も内容をよく確認せずに承認。しかし実際は1週間後から月額1,500円が発生するサブスクリプションで、気づいた時にはすでに3ヶ月分、合計4,500円が請求されていました。
「少額とはいえ、チリも積もれば山となります。承認リクエストは価格設定の詳細まで必ずチェックすべきだと、高い勉強代で学びました」と振り返ります。保護者が承認できる仕組みがあっても、中身を精査しなければ管理の網の目をすり抜けてしまうことを示す体験でした。
