
大人も子どもも、家族みんなが過ごしやすい家づくりに大切なことってなんだろう?Vol.26では、BEAMSのキッズブランドのディレクターを務める南村麻美さん家族の住まいへ。ユーズド家具をベースに、ビビッドな海外雑貨や愛おしい子どもアートに満たされた、唯一無二の空間です。さっそく子育ても家事もおしゃれもはかどる、理想の住まいのヒントを探りましょう。
profile
南村麻美さん
〈こども ビームス〉ディレクター
2004年に〈BEAMS〉に入社。産休・育休を経て、現在は〈こども ビームス〉のディレクターを務める。SNSで発信する親子のライフスタイルも要チェック。Instagram:@chami1222
FAMILY:4人家族(パパ・ママ・長女9歳・次女7歳)
HOUSE TYPE:マンション/分譲・一部リノベーション
HOUSE DETAIL:居住歴1年/93㎡/2LDK
AREA:東京都
こだわりの住まいについて
ヴィンテージと緑と、
子どものアートが息づく家
約1年前、この家に引っ越してきた南村さん家族。出張が続く時期と、次女の小学校入学、長女の転校手続きが重なり、まとまった時間がとれない中でリノベーションをおこなった。期間は、わずか3ヵ月。「バタバタだったので、手を入れたのは最低限。少しずつ自分たちらしい住まいに整えてきました」。引っ越してよかったことを聞くと、「家族がバラバラにならないこと」と麻美さん。リビングダイニングのすぐ隣に子ども部屋が広がり、室内窓やガラス扉越しに互いの気配が感じられる。「みんなで長い時間を過ごせるのは今だけ。小学生のうちはなるべく一緒にいられる時間をつくりたかったんです」
インテリアのテーマは「ボタニカルヴィンテージ」。ベージュやオフホワイトをベースカラーに、植物の緑とヴィンテージ家具を融合させた空間だ。「多国籍のお気に入り雑貨、海外出張のたびに蚤の市や古着屋で少しずつ集めてきた器やフォトフレーム、古布。子どものアートはしまわずに、いつも目に触れる場所に飾るのも、居心地のいいわが家をつくるポイントです」
オリジナリティに溢れた、賑やかで温もり溢れる南村さん家族の住まい。参考にしているのは、世界中の素敵な住まい手たちのマインドだ。「海外のおうちアカウントや、インテリアの写真集を見て刺激を受けています。海外では、自分たちで壁を塗り替えたり棚をつくったり、インテリアを気軽に楽しんでいる人が多くて。そういうおうちへの憧れを、自分なりにアレンジして落とし込んでいます」
KIDS ROOM
姉妹のときめきと、
思い出が溢れる子ども部屋
女の子の“好き”がぎゅっと詰まった、キュートな子ども部屋。ラタンのベッドとキルト、クッションはすべてインテリアショップ〈Belle Bloom〉のもの。「なかでも〈Lucas du Tertre〉のキルトは肌触りがよく、気軽に洗濯できて大活躍。裏表で異なる柄を楽しめるのもいいところです」
子ども部屋とリビングを隔てる壁には、室内窓を設置。「小学生のうちは、お互いの存在を感じながら安心して過ごせる距離感を大切にしたく取り入れました。視線が奥まで抜けることでLDK全体に開放感が生まれ、家族の気配が緩やかに伝わる心地よい空間に。窓があることで空調効率や風通しも良いです」
祖母から引き継いだアンティークのラタンボックスは、娘さんのぬいぐるみ入れとして活躍。「ときを経て飴色に変化した天然素材の温もりが、キッズスペースの優しい雰囲気にしっくり馴染んでいます。世代を超えて大切に使い続けたい、わが家の宝物のような存在です」
古家具屋で購入した壁付け棚は、上からブルーのペンキを塗ってリメイク。長女作のモビールもアクセントに。
〈BUNMI〉で製作してもらった作品。「娘が小さいときに履いていた靴。片方無くしてしまって『お気に入りだったのにな』という話をしたら、お花とともに素敵な思い出にしてくれました!」
子ども部屋の窓には、麻美さんの著書『MOM & KIDS DIALOGUE 子どもと一緒に暮らしを楽しむためのヒント!』(世界文化社刊)のあしらいをステッカーにして飾る。
子どもの絵は額装することで立派なインテリアに。「子どもたちの作品やアートは、いつも目に触れられるように、どうしたらインテリアに落とし込めるかを日々考えています」
