自身の18歳の娘に暴行したとして警視庁に25日夜、現行犯逮捕され、釈放されていた巨人の阿部慎之助監督(47)が逮捕から一夜明けた26日、辞任を表明した。15歳の娘とのけんかの仲裁に入った流れの中での暴行だったが、シーズン途中、しかも交流戦開幕日の辞任という最悪の結末となった。巨人は昨オフ、時代に合わせたソフトな指導に定評があった桑田真澄2軍監督(現オイシックスCBO)が退任。阿部前監督を中心に2年ぶりのリーグ優勝を目指していたが、「昭和気質」が思わぬところで暴発し、前代未聞の辞任劇に発展した。球団史上初のシーズン途中での監督退任とあり、間の悪さは否めない。
ファンが真っ先に思い出すのは沢村ポカリ事件
阿部前監督の昭和気質のエピソードは事欠かない。代表的な例は「沢村ポカリ事件」だろう。現役で正捕手だった2012年の日本ハムとの日本シリーズ第2戦。沢村拓一投手がピンチでサインを見落とすと、マウンドに向かい、「しっかりしろ」と頭をひっぱたいた。沢村が中央大学の後輩という面を割り引いても、絵にかいたような昭和的なカツだった。逮捕劇を受け、25日夜には多くのファンがX(旧ツイッター)に当時の映像を投稿した。
ダルビッシュが懸念の罰走も
また、巨人の2軍監督だった2020年には、プロ・アマ交流戦で早稲田大に敗れると、自軍の選手たちに罰走を命じて大きな話題となった。これにはダルビッシュ有投手(当時カブス)がXで「才能ある選手が潰されてしまう」と懸念を示したこともあった。

