おわりに:勉強を「親子の笑顔」のきっかけに
中学受験という長く険しい道のりにおいて、私たち大人が一番つらいのは「子どもを追い詰めなければならない」と感じる瞬間ではないでしょうか。
「受験生の自覚を持ちなさい」と叱り、重い空気の中でペンを握らせる。そんな毎日を過ごさせたいとは私は思いません。なんとか楽しく前向きに勉強をさせてあげたい。そう思っています。もしあなたも同じようにお考えでしたら、このフィッシュボウル作戦をぜひやってみて下さい。
この作戦は、単なる成績アップの道具ではありません。トゲトゲしがちな学習の時間に、「次は何が出るかな?」という共通のワクワクを持ち込み、親子を「敵対関係」から「同じゲームを楽しむチーム」へと変える魔法です。
受験に向けた長い日々の大半を「ガミガミ」と「シクシク」で埋めるのか、それとも「次は1等だね!」という笑い声で埋めるのか。それは今この瞬間から変えることができます。
「自覚」という名のエンジンがかかり、お子さんが自分の足で力強く走り出すその日まで。フィッシュボウルという小さな遊び心を相棒にして、親子で面白がってみませんか。
※中学受験ナビの連載『親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる』の記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ。
(菊池洋匡)
この記事の執筆者菊池洋匡中学受験専門塾 伸学会代表。開成中学・高校・慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。算数オリンピック銀メダリスト。著書に『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(SBクリエイティブ)『「やる気」を科学的に分析してわかった 小学生の子が勉強にハマる方法』(秦一生氏との共著、実務教育出版)『「記憶」を科学的に分析してわかった 小学生の子の成績に最短で直結する勉強法』(実務教育出版)。伸学会HP:https://www.singakukai.com/→記事一覧へ

