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「インスリン注射」が必要な”血糖値”はいくつかご存じですか?注意点も医師が解説!

「インスリン注射」が必要な”血糖値”はいくつかご存じですか?注意点も医師が解説!

糖尿病でインスリン注射による血糖コントロールを始めるときの注意点

糖尿病でインスリン注射を行う場合、注意点がいくつかあります。

インスリン注射を行うタイミングと注意点

糖尿病でインスリンを行う場合、最も注意すべきなのが「低血糖」です。インスリンで注意すべきは主に「低血糖」です。低血糖では、例えば以下の症状が出現します。

手の震え

冷汗

動悸

イライラ

異常な空腹感

こうした症状が出たときは、砂糖10gを内服してください。夜寝る前など、しばらくご飯を食べない場合、砂糖10gに加えてカロリーメイトやヨーグルトなどの、脂質やタンパク質を含む食事を行いましょう。低血糖の他には、病気になって吐いたり、下痢をしたり、食欲不振が起きたりした時(シックデイ)のインスリンの調整が注意事項として挙げられます。シックデイの時の薬剤調整については、主治医と日頃からよく相談しておきましょう。インスリンの管理に迷った際は、病院を受診して下さい。

糖尿病の緊急性の高い症状と血糖値の高さで入院する可能性について

糖尿病では、低血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧状態という3つの状態で入院の可能性があります。これらは、血糖の高さ、低さ、その他の症状を鑑みて医師が診断します。こうした病気は、意識障害を伴うことが多いです。糖尿病の治療中に、意識がおかしい、もうろうとするといった場合は、必ず病院を受診してください。

糖尿病治療・インスリン注射は自己判断を中断せず必ず医師と相談を

インスリン注射を含め、糖尿病治療を中断すると、1型を含む進行した糖尿病では24時間以内に救急車が必要な状態になる場合があります。また、糖尿病治療を自己中断すると、ゆくゆくは症状が強くなりまた受診される方が多いのですが、その際には糖尿病が悪くなり、治癒しない合併症が出たり、インスリンが必要でなかった場合でもインスリン注射が必要になったりします。どんなに億劫でも、内服薬が抜けることがあっても、病院受診はなんとしても続けるようにしましょう。

「インスリン注射と血糖値」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「インスリン注射と血糖値」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

血液検査でHbA1cが高く糖尿病の診断が出たら必ずインスリン注射が必要なのでしょうか?

上田 莉子(医師)

インスリン注射の必要性は担当医が総合的に判断します。最近は良い内服薬や週1回の注射薬なども出てきているため、HbA1cが高いだけでは必ずしもインスリンが必要というわけではありません。

糖尿病でインスリン治療を始める明確な基準値は決まっているのでしょうか?

上田 莉子(医師)

2型糖尿病では明確な基準値はありませんが、尿検査や血液検査をみて医師が総合的に判断します。1型糖尿病では基本的にインスリン注射が必要です。

糖尿病は完治しないと聞きましたがインスリン注射で安定的な血糖コントロールは可能ですか?

上田 莉子(医師)

糖尿病が進行し、膵臓からインスリンを出す力が枯渇した場合は、インスリン注射を用いても血糖値が乱高下することが知られています。しかし、2型糖尿病の適切な時期から、インスリン注射を1回からでも開始することで、膵臓のインスリン分泌を助けることができます。これにより、インスリンの枯渇を防ぐことができると考えられているのです。インスリンを用いるとしても、用いないとしても、糖尿病は、継続的な治療が大切です。

配信元: Medical DOC

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