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【糖尿病と治療費】糖尿病の治療費、月々の通院・薬代はどれくらい?

【糖尿病と治療費】糖尿病の治療費、月々の通院・薬代はどれくらい?

医療費を抑えるためにできること

糖尿病の治療は長期間にわたることが多いため、日々の工夫によって医療費の負担を軽減することが重要です。ここでは、無理なく実践できる代表的な方法を紹介します。

■ジェネリック医薬品を活用する

薬代を抑えるうえで、最も効果が大きいのがジェネリック医薬品(後発医薬品)の活用です。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分で同等の効果が認められている薬でありながら、価格は3〜5割程度安く設定されています。
例えば、月3,000円程度かかっている薬が、ジェネリックに変更することで2,000円前後に下がるケースもあり、年間では10,000円以上の差になることもあります。糖尿病治療で長く服用を続けることを考えると、この差は決して小さくありません。
ただし、すべての薬にジェネリックがあるわけではなく、治療内容によっては変更できない場合もあります。そのため、診察時や薬局で「ジェネリックに変更できる薬はありますか」と一度確認してみるとよいでしょう。

■通院間隔を見直す(まとめて処方してもらう)

症状が安定している場合は、通院間隔を調整することで医療費を抑えられることがあります。
たとえば、毎月受診していたところを2ヶ月に1回にすることで、診察料や検査費用、薬局での調剤料など「毎回発生する費用」を減らすことができます。処方日数を増やしてもらうことで、結果的に1ヶ月あたりの負担が軽くなるケースもあります。
ただし、血糖コントロールが不安定な場合や、治療内容の調整が必要な時期には、適切な頻度での通院が重要です。自己判断で通院を減らすのではなく、主治医と相談しながら無理のない範囲で調整することが大切です。

■生活習慣の改善で重症化を防ぐ

長期的に見て最も大きな効果があるのが、生活習慣の改善です。
食事内容の見直しや適度な運動によって血糖コントロールが安定すれば、薬の追加や注射治療への移行を防げる可能性があります。これにより、将来的な医療費の増加を抑えることにつながります。
糖尿病の治療費は、初期の段階では月数千円程度に収まることが多い一方で、重症化すると数万円規模にまで増えることがあります。つまり、日々の生活習慣の積み重ねが、そのまま将来の医療費に影響するといっても過言ではありません。
無理な制限をする必要はありませんが、「できることを継続する」ことが、結果的に健康面と経済面の両方にプラスに働きます。
医療費を抑えるためには、特別なことをする必要はありません。ジェネリック医薬品を活用する、通院間隔を適切に調整する、生活習慣を整え、重症化を防ぐ——この3つを意識するだけでも、長期的な負担は大きく変わってきます。無理のない範囲で取り入れながら、継続していくことが大切です。

知っておきたい公的制度

糖尿病の治療が長期になるほど、活用できる公的制度を知っておくことが重要です。申請しなければ受け取れない制度もあるため、早めに把握しておきましょう。

■ 高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)

1ヶ月の医療費が一定の上限額を超えた場合、超過分を後から払い戻してもらえる制度です。上限額は年収によって異なり、たとえば年収約370〜770万円の方であれば、ひと月あたり約80,100円が上限の目安です(医療費が267,000円を超えた分は、超過額の1%が自己負担に加算されます)。糖尿病単体では上限を超えるケースは少ないですが、入院や手術が発生した場合に有効です。同一の保険証に加入している家族の医療費を合算する「世帯合算」の仕組みも活用できます。

■ 医療費控除(いりょうひこうじょ)

1年間に支払った医療費が10万円(または総所得の5%)を超えた場合、確定申告によって所得税・住民税が軽減される制度です。糖尿病の通院費・薬代はもちろん、病院までの公共交通機関の交通費も対象になります。同居している家族全員の医療費を合算して申告できるため、複数の家族が医療機関を利用している世帯では特に効果的です。年間の領収書を1ヶ所にまとめておく習慣をつけておくと、申告時に役立ちます。

■ 特定疾病療養受療証(とくていしっぺいりょうようじゅりょうしょう)

糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)が進行し、人工透析が必要になった場合、「特定疾病」として認定を受けることで、月々の自己負担額が10,000円(一定の所得以上の方は20,000円)に抑えられます。透析は週に2〜3回の通院が必要で医療費が非常に高額になりますが、この制度によって実質的な負担はほぼ一定額に収まります。申請は加入している健康保険の窓口(健康保険組合・協会けんぽ・市区町村の国民健康保険担当窓口)に問い合わせてください。

いずれの制度も、申請をしなければ自動的には適用されません。費用面での不安を感じたら、受診している病院の「医療相談室」や「地域連携室」に在籍している医療ソーシャルワーカーに相談してみてください。制度の説明から申請のサポートまで、無料で対応してもらえます。

配信元: Medical DOC

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