サウナのデメリット

脱水・電解質バランスの乱れ
サウナ1回で失われる水分は500ml〜1L程度です。適切な補給を怠ると頭痛・めまい・倦怠感が生じます。脱水が進むと血液が濃縮され、脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高まる場合もあります。利用前後には、水またはスポーツドリンクでの補給を徹底してください。
温度変化による血圧変動(ヒートショック)
高温のサウナ室から冷水浴への急激な温度差は、血圧の急変動を引き起こします。健康な方には有益な刺激ですが、心疾患・高血圧・低血圧のある方や高齢者には「ヒートショック」のリスクがあります。消費者庁の事故情報データバンクには、2014〜2023年度でサウナ浴関連の事故78件(受傷者82名)が登録されており、心臓発作事例も含まれます。
皮膚・粘膜の乾燥と熱中症リスク
ドライサウナの高温・低湿環境は、皮膚や鼻・喉の粘膜を乾燥させます。乾燥肌・アトピー性皮膚炎のある方は症状が悪化する場合があります。また、長時間の滞在で体の冷却能力が限界を超えると、重篤な熱中症に発展するリスクがあります。「あと少しだけ」という無理は避けてください。
サウナに入る際の注意点

水分補給を前・中・後で徹底する
利用前に200〜400mlの水分を摂り、終了後もしっかり補給してください。飲酒後のサウナは脱水と血圧変動のリスクが重なるため厳禁です。飲酒後のサウナは低血圧・不整脈・突然死のリスクを著しく高めることが報告されています。
滞在時間・頻度を守る
ドライサウナは1回8〜12分、スチーム・ミストサウナは20分程度が目安です。苦しいと感じる前に退室してください。週数回の利用が健康維持として適切とされており、毎日の長時間利用は過剰な負担となります。
持病のある方・妊娠中の方は医師に相談を
以下の方は利用前にかかりつけ医への相談をお勧めします。
心疾患(心筋梗塞の既往・不整脈・心不全)のある方、コントロール不良の高血圧・低血圧の方、重度の糖尿病・腎臓病・肝疾患のある方、妊娠中の方、降圧薬など複数の薬を服用中の方。特に高齢者は体温調節機能が低下しているため、短時間から始めて体調の変化に注意してください。
体調不良時・飲酒後は入らない
発熱・感染症・二日酔い・強い疲労・睡眠不足の状態でのサウナは体への負担が大きくなります。サウナ室内で気分が悪くなった場合はすぐに退室し、施設スタッフに知らせてください。
施設の注意事項を確認・マナーを守る
各施設が掲示する「入浴上の注意事項」は必ず確認してください。サウナ室内では他の利用者との接触に気をつけ、やけどや転倒を防ぐ行動を心がけてください。

