脳トレ四択クイズ | Merkystyle
W杯、48チーム制で起こる最大の変化 「勝ち点3」が1次L突破ボーダーラインに

W杯、48チーム制で起こる最大の変化 「勝ち点3」が1次L突破ボーダーラインに

伝説の証明:3引き分けから欧州を制覇したポルトガル

この「3引き分け」の威力を証明する、サッカー史に残る有名な事例がある。2016年の欧州選手権(EURO)におけるポルトガル代表だ。

この大会も北米W杯と同様に「各組上位2チーム+3位の成績上位4チーム(24チーム制)」が突破するレギュレーションで行われた。クリスティアーノ・ロナウドを擁する優勝候補のポルトガルだったが、グループリーグではアイスランド、オーストリア、ハンガリーという伏兵たちを相手に、なんと「3戦連続引き分け」という結果に終わってしまう。

勝ち点3、得失点差±0。当時のメディアからは「不甲斐ない」と猛烈な批判を浴びたが、この「得失点差ゼロ」が効き、彼らは3位通過の救済枠にギリギリで滑り込んだ。そして驚くべきことに、したたかに生き残ったポルトガルは決勝トーナメントで息を吹き返し、そのままヨーロッパの頂点(初優勝)に立ってしまったのである。

「勝ち点3・得失点差ゼロ」は決して恥じるべき結果ではない。むしろ、過酷なトーナメントを勝ち抜くための強者のしたたかさなのだ。

求められる冷徹な計算と「負けない戦術」

この歴史的事実とルールを踏まえると、日本代表の戦い方は明確になる。強豪国相手に一か八かのリスクを冒して「勝ち点3」を狙いにいくこと以上に、「絶対に大敗せず、勝ち点1(引き分け)を確実にもぎ取る」ことの価値がかつてなく跳ね上がるのだ。

例えば、0-1で負けている終盤。これまでなら捨て身で同点を狙いにいった場面でも、「前掛かりになって0-2にされるくらいなら、得失点差のマイナスを最小限(-1)に抑えるため、0-1の敗戦を受け入れる」という冷徹な判断が必要になる。スタジアムから逃げ腰だとブーイングが起きようとも、それが生き残るための正解である。

配信元: iza!

提供元

プロフィール画像

iza!

ネットで話題のネタや旬なニュースがサクッとわかるサイト 産経デジタル独自の原稿を掲載しながら、産経ニュース、サンスポ、zakzakなどさまざまな媒体のニュースを掲載。気になるニュースや話題がサクッとわかるサイトです。