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【2026年6月のおすすめ展覧会5選】ピカソ、モネ、杉本博司から元禄文化へ。初夏に訪れたい注目展覧会

巨匠ピカソをポール・スミスの視点で楽しむ─かつてない“ピカソ体験”へ|国立新美術館

『ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ』は、パブロ・ピカソの作品世界を、英国を代表するファッションデザイナーであるポール・スミスの視点から再構成する、かつてない展覧会です。2023年にパリ国立ピカソ美術館で開催された「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」をもとにした国際巡回展で、日本では国立新美術館のみで開催されます。

会場では、世界有数のピカソ・コレクションを誇るパリ国立ピカソ美術館の所蔵作品約80点を紹介。「青の時代」の《男の肖像》や、《アルルカンに扮したパウロ》などを通して、初期から晩年に至る創作の軌跡を緩やかにたどります。生涯を通して重要なテーマとした闘牛をモチーフとした作品や、晩年の芸術活動を象徴する一点ものの陶芸作品なども見どころです。

さらに注目したいのが、ポール・スミスによる大胆な会場演出です。セクションごとに異なるコンセプトで構成された空間には、鮮やかな色彩やユーモア、遊び心が散りばめられます。また「ポスターの集積」に着想を得たスミスは、ピカソの膨大なエネルギーを体感できる展示空間を作り上げました。

上海、東京、オークランド、ソウルを巡回する世界規模のプロジェクトとしても注目を集める本展。20世紀美術の巨匠と現代ファッションデザインの感性が時代を超えて交差する、これまでにない“ピカソ体験”をぜひ味わってみてください。

『ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ』 国立新美術館 企画展⽰室2E
開催期間:2026年6月10日(水)〜9月21日(月・祝)
所在地:東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで
 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜日。※ただし8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館
観覧料:一般2,400(2,200)円、大学生1,400(1,200)円、 高校生1,000(800)円
 ※( )内は前売料金
展覧会サイト:『ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ』

カフェから始まる、近代美術史のもうひとつの物語|三菱一号館美術館

ラモン・カザス《マドレーヌ》1892年 油彩、カンヴァス ムンサラット美術館 Museu de Montserrat. Donated by J. Sala Ardiz.

19世紀後半のパリ。芸術家たちはカフェに集って語り合い、ときに議論を交わしながら、新しい芸術を生み出していきました。そうしたカフェを軸に、近代美術誕生のダイナミズムをひもとく『“カフェ”に集う芸術家 ―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催されます。

会場では、エドゥアール・マネや印象派の画家たちをはじめ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、パブロ・ピカソらによる作品を紹介。街角のカフェやキャバレー、劇場などを舞台に、人々の日常や都市の熱気を描き出した作品の数々から、近代都市パリの息づかいが浮かび上がります。

なかでも注目したいのが、バルセロナの芸術家グループ「クアトラ・ガッツ(四匹の猫)」に関するセクションです。パリの芸術文化に刺激を受けた若き芸術家たちは、バルセロナに同名のカフェを開き、新たな創造の拠点を築きます。若き日のピカソもこの場所へと通い、後の創作へとつながる影響を受けました。

さらに、「カタルーニャのロートレック」とも称される画家ラモン・カザスによる《マドレーヌ》が35年ぶりに来日。赤いドレスの女性を描いた本作では、鏡越しにシャンデリアの灯りや着飾った人々のシルエットが映し出され、パリの華やかなカフェ文化が鮮やかによみがえります。印象派の都市風俗画の系譜を感じさせる作品として、その洗練された空気感に引き込まれます。

サンティアゴ・ルシニョル《カフェ・デ・ザンコエラン》1889-1890年 油彩、カンヴァス ムンサラット美術館 Museu de Montserrat. Donated by J. Sala Ardiz.

『“カフェ”に集う芸術家 ―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』 三菱一号館美術館
開催期間:2026年6月13日(土)〜9月23日(水・祝)
 ※8月4日以降一部作品を展示替えします。
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間:10:00~18:00(金曜日、第2水曜日、7/25(土)、9/19(土)~9/23(水・祝)は20:00まで)
 ※入館は閉館時間の30分前まで
休館日:祝日・振休を除く月曜日。ただし、トークフリーデー(6/29、7/27、8/31)は開館
観覧料:一般2,300円、大学生1,300円、高校生1,000円
展覧会サイト:『“カフェ”に集う芸術家 ―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』

配信元: イロハニアート

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