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「人生の節目で迷わず挑戦してきた」保健師から弁護士へ、トリプルライセンス弁護士の覚悟

「人生の節目で迷わず挑戦してきた」保健師から弁護士へ、トリプルライセンス弁護士の覚悟

●声をあげられない「看護師」を支えたい

現在は、通常業務に加え、医療・保健・福祉分野の雑誌への寄稿や研修活動にも力を入れている。

最近依頼の多いテーマのひとつが、医療・介護現場のカスタマーハラスメント対策だ。

「医療・介護は統計的にハラスメントの多い現場です。声をあげられない、あげにくい看護師の皆さんが、どうハラスメントに対応していくべきなのかを考えています」

研修では、ハラスメント対策だけでなく、日々の看護の質にも直結する「看護記録」の重要性なども伝えている。

「現場の人たちが自分のこととしてイメージできるよう、できるだけ具体的な事例を使って話すようにしています」

白鳥さんは、公共訴訟プラットフォームのCALL4にも参加しているが、そのベースにあるのも、自分の知識や経験を活かして社会貢献できればという考えなのだろう。

「社会課題の解決というビジョンに共感して参加しました。社会が対応するべきイシューを見極め、把握するために、自分の知識や経験を、少しでも社会に役立てられたらと思っています」

●40歳を過ぎて意識するようになった「残り時間」

看護師、保健師、弁護士。3つの専門資格を持つ白鳥さんだが、意識しているのは「経験年数」ではなく、「改善を積み重ねること」だという。

「研究論文では、漠然と経験を積むだけでは専門性は高まらないと言われています」

弁護士でも、医師でも、スポーツ選手でも同じで、一つひとつの仕事に課題意識を持ち、改善を重ねることで、専門性は磨かれていきます。

40歳を過ぎてからは、人生の残り時間を意識するようになりました。だからこそ、1日1日を無駄にせず、クオリティとスピードをどう上げるかを常に考えながら仕事をしています」

保健師として“支援を必要とする人たち”に向き合い、いまは弁護士として“相談に来る人たち”を支える。白鳥さんのキャリアを貫いているのは、「人を支えたい」という思いなのかもしれない。

【プロフィール】
しらとり・ひであき/東京都生まれ。2008年聖路加看護大学(現:聖路加国際大学)を卒業後、横浜市に保健師として入職。明治大学法科大学院を経て、2013年に弁護士登録し、弁護士法人 東京パブリック法律事務所に入所。看護師・保健師としての知識と経験を活かし、医療・保健・福祉分野での執筆や研修をおこなっている。

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