頭痛改善のためのツボ押し実践テクニック

頭痛改善のツボ押しでは、正しい位置をとらえ、痛気持ちいい程度の弱めの力で、呼吸を止めずにゆっくり押すことがポイントです。
基本の押し方
ツボ押しの基本は、場所・力加減・呼吸の3つを意識します。まず、指の腹でツボの位置をしっかりとらえ、じんわりと圧がかかる程度の弱めの力で押します。強く押しすぎない痛気持ちいいと感じる程度が目安です。体調が悪いときは避けたり、発熱時、体力が著しく低下しているとき、飲酒後などは行わないでください。
押す時間と頻度
1回あたりの目安は、5秒程度かけてゆっくり押し、同じくらいの時間をかけて力を抜くリズムを数回くり返すとよいです。1日の頻度は、同じツボで多くても2〜3セット程度にとどめ、押した後に余韻が残るような強い痛みやだるさが出る場合は、回数や強さを減らすか中止します。
呼吸の合わせ方
ツボ押しのときは、呼吸を止めず吐くときに押し、吸うときに力を抜くリズムを意識するとよいです。ゆっくり鼻から息を吸い、お口または鼻から細く長く吐きながら、じんわり圧をかけます。強くこらえるような呼吸になると筋肉が緊張してしまうため、会話できるくらいの楽な呼吸を保ち、リラックスを感じられる範囲で続けます。
ツボ押しで効果がみられない場合の注意点

ツボ押しで効果がみられない場合は、無理に強く押し続けず、頭痛のタイプが違う可能性も考えて、早めに医療機関で原因を確認してください。
ストレスや生活改善も行って効果を高める
ストレスや生活習慣の見直しもあわせて行うことが大切です。十分な睡眠や休憩をとり、長時間同じ姿勢を避けてこまめに首・肩を動かすように意識します。また、入浴や軽いストレッチ、深呼吸などでリラックスする時間をつくることで、筋肉のこわばりや自律神経の乱れがやわらぎます。
鍼灸療法なども検討をする
鍼(はり)治療とは、施術者が身体の特定部位を刺激する手技で、多くの場合、皮膚に細い鍼を刺入して行います。灸療法(きゅうりょうほう)とは、ヨモギの葉から作った艾(もぐさ)を体表のツボ(経穴)の上に置き、燃やして温熱刺激を与えることで、血行を促進し痛みやこり、自律神経の乱れなどの改善を図る伝統的な治療法のことを指します。鍼治療は一定の有効性は示されていますが、エビデンスの質には限界があり、標準治療を補う選択肢(補完医療)として考慮されています。また、鍼の穿刺による特異的な効果よりも、期待や信念、プラセボ反応など非特異的な要因による可能性も指摘されています。
急を要する症状のときは受診を行う
頭痛のなかには、ツボ押しやセルフケアで様子を見てはいけない危険なタイプもあります。突然これまでにない激しい痛みが出た、ろれつが回らない・手足のしびれやまひ・意識がぼんやりする、発熱やけいれんを伴う、などの症状がある場合は、ツボ押しはすぐに中止し、救急受診や早めの医療機関の受診が大切です。

