ビューティやファション界に、絶大なるファンを持つ『SHIGETA』のプロダクト。今でこそ、オーガニックやエッセンシャルオイルを日常に取り入れる人が多くなりましたが、SHIGETAはそのパイオニアとも言えるブランド。外見だけでなく内面やからだの健康といった包括的に美を考える“ホリスティックビューティ”を日本に広げたと言っても過言ではありません。そんなSHIGETAを主宰するのがCHICO SHIGETAさん。日本とパリを行き来しながら、経営者として、双子のお子さんを育てるママとして多忙な日々を送る彼女も、43歳の出産を機に人生で初めて心身のゆらぎや体調の変化を感じるようになったそう。
現在51歳のCHICOさん。「いろいろな変化はあったけれど、振り返ってもつらい思い出ではぜんぜんない!」という40代、その不調をどう乗り越えたのか、そして50代をどのようなマインドで過ごしているか、教えてもらいました。
からだの変化は成熟の証。40代はプレッシャーというリュックサックを降ろして、もっと身軽にエンジョイしてほしい
CHICO SHIGETAさんは、“チャーミング”という言葉がピッタリな人。いつ会っても、とびきりの笑顔で迎えてくれ、自身が持つ知識や経験を惜しげもなく伝えてくれる愛に溢れた女性です。そんなCHICOさんも、女性には平等に訪れる更年期という心身の変化に対面しているそう。
「ありがたいことに、30代まではからだや心のアップダウンって、全くなかったんです。全力で仕事モードだったこともあって、いつだって心身真っ直ぐだったのが、43歳の出産後から精神的なアップダウンを初めて経験しました。急に自信がなくなって、自分がやっていることを無意味に感じたり、ダメ出ししたり、不安な気持ちが突然スポットライトを浴びるかのように現れるように。不眠になり、大変でしたね。それがあるとき、その不調は新月の前にくることがわかったんです。2日くらい暗黒な日が続くと、新月が来る……というサイクルを知ったら、急に付き合いやすくなった。そういうものだから、仕方ないと受け入れたら『もう、自分が底辺にいるときには、余計なことをするのはやめよう』と割り切れるようになったんです」。
出産後の気持ちのアップダウンだけでなく、40代後半からは疲れやすくなったり……とからだの変化も感じるようになってきたCHICOさんが、具体的にどのようにゆらぎと付き合っているのか聞いてみました。
無理に頑張って、エネルギーの無駄づかいをしない
「仕事や家庭のことを止めるわけではないけれど、無理しないとできないことはやらないようになりました。私たちって気づかずに“エネルギーの無駄づかい”をしていることが多い気がするんです。30代は、人生の基盤を築くために必死だったと思うんです。私自身も、起きたら即メールチェックをして……という仕事中心の生活でした。でもそれが楽しかったし、そのときは必要だった。40代って社会的な責任が増えて、お子さんがいる方はその成長と向き合っていく大変な時期。だから意外と不調の原因ってからだの変化だけではなかったりするんですよね。一生懸命やっていることを無駄だと思いたくないけれど、40代は50代に向けて少しずつ、今までの頑張ってきた努力やプレッシャーというリュックサックを降ろしてエンジョイしていいと思うんです。人生のステージによって、大切なことも変わるから、本当に必要なことなのか? を見極めて取捨選択してほしい。私も家族以外のコミュニケーションも、かなりミニマムになりました」。

