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「日本は人種でなく作法の国」けんすう氏ポストに共感殺到 「郷に従えば受け入れられる」に共感する日本の実像

「日本は人種でなく作法の国」けんすう氏ポストに共感殺到 「郷に従えば受け入れられる」に共感する日本の実像

食文化も「作法」のうち? 意外な指摘も

適応の文脈で注目された意外な声もあった。

「公共マナーの他には食べ物についてですね。日本人の感覚として食べ物はありがたく頂かないといけない宗教観なので『あれ食べるな!これ食べるな』とごちゃごちゃうるさい奴には厳しい」

「追加で『料理に対して粗末な扱いをするとキレる』」

「型」は公共空間のマナーにとどまらず、食への向き合い方にまで及んでいるようだ。

ブラックルーティン調査が映す強制された適応

ポストへの反響のなかには、日本社会の「作法」を「踏み絵」と表現するユーザーもいた。その「型」の具体的な中身に目を向けると、日本人自身がストレスを感じながらも従い続けているものと重なる部分が見えてくる。

クラシエフーズが2024年8月に18歳~59歳男女2,600人を対象に実施した全国調査によると、日本社会に残る理不尽な慣習「ブラックルーティン」に対し88.4%が「なくなってほしい」と回答。別設問では86.6%が「ブラックルーティンにストレスを感じる」と答えており、従いながらも望んでいない型への服従という現実が浮かんだ。

具体的なブラックルーティンの上位には、「飲み会への参加は当たり前」「会議は対面が当たり前」「悪習慣でも上司がやることには当たり前に従う」といった職場慣行が並ぶ。なかでも「上司が帰るまでは帰らないのが当たり前」は51.3%が挙げた。

飲み会への参加、上司より先に帰らないこと、対面会議を厭わないこと。こうした職場慣行は、「作法の国」という言葉が照らし出す日本社会の「型」の一側面でもある。外国人が「日本人らしく振る舞う」適応努力の先にも、こうした慣行は横たわっている。そして88.4%の日本人がなくしたいと願いながら維持され続けているという事実が、その適応コストの重さを物語っている。

古川氏のポスト全体への評価は高い一方、「適応努力では届かない現実もある」という声も上がった。

「家探しについて聞いてみた?日本で部屋を探そうとした外国人のうちのかなりの割合が「外国人であることを理由に入居を断られた経験がある」そうだけど、これって差別じゃないの?大家さんが外国人NGという理由で、紹介できる物件が限られてしまう状況は何十年も前からある」

「欧米国籍や自分で日本語がある程度達者になって直接様々なサービスにアクセスできる人間ならその感覚は希薄かもしれないが、例えば留学生で来たバングラデシュやパキスタンなど中央アジアの国の人、というだけで条件を変える不動産屋があることを無視して日本の人種意識が希薄は無理があるのではないか」

「作法の国」という言葉が成り立つ側面がある一方、適応努力だけでは解決しない構造的な壁が存在するという指摘が、今回の反響の中で共存していた。

配信元: iza!

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