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ライターであぶられるAD、19歳で性被害に遭った美術家…被害者は去り、加害者は残る 表現業界の実態

ライターであぶられるAD、19歳で性被害に遭った美術家…被害者は去り、加害者は残る 表現業界の実態

●女性美術家は19歳のときに年上男性から性被害に

美術家として活動する女性は、19歳のときに受けた性被害について語った。

調査白書によると、相手は一回り年上の男性で、美術予備校生や若手アーティスト向けの勉強会を開き、美術批評やキュレーションを手がける人物だった。

SNSを通じて知り合い、イベントなどで交流を重ねる中、「展示資料を見せる」「企画書の書き方を教える」と誘われて自宅を訪れた際に被害に遭ったという。

女性は「嫌です」「やめて」と繰り返し伝えたが、聞き入れられなかった。

被害後、男性からは「今日のことをSNSに書いても、メンヘラが騒いでいると思われるだけだから無駄だ」と口止めとも受け取れる言葉をかけられたという。

さらに女性が「私が女性だからこういうことをしたのか」と尋ねると、男性は「そうなんじゃない」と答えたという。

また、「他の子にもこうしているのか」と聞いた際には、「みんな最初は嫌がるけど結局受け入れてくれる」と話していたと証言している。

●示談を断ると一転して「同意があったと思った」

女性は帰宅後すぐに恋人へ被害を打ち明け、その日のうちに警察へ相談した。しかし、被害届の受理までには時間がかかり、捜査開始後も証拠収集に苦労した。

弁護士の助言を受けて加害者に連絡し、「嫌だと言ったのになぜやめてくれなかったのか」と問いかけたところ、「ごめんね」と返信があった。

女性は加害者が被害を認識していた証拠になると考えたという。

その後、警察からは加害者が事実関係を認めていると伝えられたが、示談を断ると一転して「同意があったと思った」と主張を変えたという。最終的に事件は嫌疑不十分で不起訴となった。

被害の影響は長く続いた。

美術館やギャラリーへ足を運べなくなり、加害者に似た人物を見かけるだけで体調が悪くなった。被害者支援センターに相談した結果、PTSDと診断され治療を受けたという。

現在は症状も改善し、美術館にも足を運べるようになったが、加害者は今も業界内で活動を続けている。

女性は「被害者支援はもちろん重要だが、同じ被害を繰り返さないためには、加害者が自らの行為と向き合う仕組みも必要だと思う」と述べている。

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