そして始まる止まらない暴力
公園に着いてから川口被告は長谷さんに別れる理由を聞き始めたが、長谷さんの言い分を理解できず暴力を振るい始めた。
検察官「なぜ暴力が始まったんでしょうか」
川村被告「突然始まった。暴力を振るう意味は?とは思っていました」
検察官「止めようと思わなかった?」
川村被告「何も考えていなかったです。暴力が始まってびっくりして後ろに下がってからは八木原さんに話しかけられて、そこから話していた」
検察官「止めようとは思わなかった?」
川村被告「何も考えていませんでした」
6分間の暴行を続けた後、長谷さんの血が川口被告の服についたことに因縁をつけて、川口被告が金品の要求をし始める。そこに川村被告も「うちもつけられたかもしれない」と同調した。
裁判長「あなたは(八木原被告と長谷さんが)交際を続けたいと願うのが一番では?」
川村被告「はい」
裁判長「あなたはどうしようとしていたのですか?」
川村被告「事件の日は………公園に着いたときは解決しようと……」
裁判長「だったら(交際を続けると願うための)具体的な行動をしていたのではないでしょうか?」
川村被告「その……していません」
裁判長「こんなに怖い人と付き合っていると分かったら付き合いたいと思いませんよね?」
川村被告「はい」
裁判長「あなたが言っていることは理解できないんだけど」
川村被告「………」
裁判長「思っていることと行動していること矛盾していますよね?」
長谷さんは暴行の最中、現金とクレジットカード、キャッシュカードを川村被告らに奪われた。被告らはクレジットカードを使って大量のタバコなどを購入した。

廷内に広がる動揺の声 「宣誓しません」
裁判では異例の出来事もあった。
証人として川口被告も出廷したときのことだ。
6人の中でも、川口被告については札幌家庭裁判所が少年審判の中で「率先して暴行を加え、終始犯行を主導していた」などと「主犯格」として指摘している。
スーツ姿の川口被告は証言台の前に立った。
裁判長「宣誓用紙を手に持って読み上げてください」
川口被告「宣誓はしません」
裁判長「それはどういうことですか?」
川口被告「自分の裁判がもう少しで始まるので、そのときに証言します。ただやってしまったことは本当に申し訳ございませんでした」
裁判長から処罰される可能性があると説明をされるが、川口被告は力強い声で答えた。
「宣誓はしません」
川口被告が退廷し、裁判は一時中断された。廷内には驚きの声が出て、弁護団も動揺した様子で話し合っていた。

