編集部まとめ

糖尿病性腎症は、まったく自覚症状のない初期段階から何年もかけて静かに進行し、最終的には生命を脅かし透析治療が必要となる深刻な合併症です。実際に、日本の透析導入原因の第1位であり、透析患者さんの約4割が糖尿病を背景に持っているという厳しい現実があります。
微量アルブミン尿というごく初期のサインを定期検診でいち早く見逃さずにキャッチし、SGLT2阻害薬をはじめとする腎臓の保護効果が高い治療薬を適切に活用することが大切です。これにくわえて、徹底した血糖値や血圧の管理、そして日々の塩分制限や適切な運動療法を組み合わせることで、病気の進行を力強く食い止めることは十分に可能です。
健康診断などで少しでも尿たんぱくや血糖値の異常を指摘された方は、放置せずに速やかに専門の医療機関を受診し、医師とともに大切な腎臓を守るための1歩を踏み出してください。
参考文献
『わが国の慢性透析療法の現況 2024』(日本透析医学会)
『糖尿病性腎症重症化予防の取組』(厚生労働省)
『自立支援医療(更生医療)』(松本市)
『【糖尿病診療ガイドライン2024】SGLT2阻害薬,GLP-1受容体作動薬は腎症の進行抑制に有効か?[ガイドライン・インフォメーション]』(日本医事新報社)
『糖尿病を改善するための運動』(厚生労働省)
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