脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「心臓発作」で使用する”3つの薬”はご存じですか?再発予防薬や注意点も医師が解説!

「心臓発作」で使用する”3つの薬”はご存じですか?再発予防薬や注意点も医師が解説!

心臓発作が起きた際に用いられる主な薬

心臓発作が起きた際に用いられる主な薬

心臓発作が疑われるときには、原因となっている病態に応じて使う薬が異なります。ここでは、狭心症、心筋梗塞、不整脈で使われる主な薬をみていきます。

狭心症の治療薬

狭心症による胸痛発作が起きたときには、硝酸薬が使われます。代表的なのはニトログリセリンの舌下錠や口腔内スプレーで、速く効くことが特徴です。硝酸薬には血管を広げて心臓の負担を軽くし、心筋への血流を改善する働きがあります。これにより、胸の痛みが数分でやわらぐことがあります。

心筋梗塞の治療薬

急性心筋梗塞が強く疑われる場合には、アスピリンなどの抗血小板薬が早い段階で使われ、血栓の拡大を防ぎます。また、血圧低下や心不全を伴う場合には、状態に応じてドブタミンなどの強心薬や、ノルアドレナリンなどの昇圧薬が点滴で使われます。

不整脈の治療薬

心室頻拍や心室細動のような致死性不整脈は、電気的除細動が第一選択です。まずは命を守るための処置が優先されます。それでも不整脈が繰り返される場合には、アミオダロンやリドカイン、β遮断薬などが使われます。

心臓発作の再発を防ぐ薬

心臓発作の再発を防ぐ薬

心臓発作の後は、再発予防や心機能の維持のために治療を継続する必要があります。病態ごとに、どのような薬が使われるのか解説します。

狭心症の治療薬

安定した労作性狭心症の再発予防には、β遮断薬やカルシウム拮抗薬が使われます。これらは心臓の負担を軽くし、胸痛の出現を抑える目的で用いられます。また、症状や病態に応じてニコランジルが補助的に使われることもあります。どの薬が適しているかは、脈拍や血圧、ほかの病気の有無をふまえて判断されます。

心筋梗塞の治療薬

心筋梗塞の再発予防は、抗血小板薬が中心です。ステントを入れた後は、アスピリンと別の抗血小板薬を組み合わせる2剤併用抗血小板療法(DAPT)を一定期間行い、その後は1剤を長く継続することが一般的です。さらに、動脈硬化の進行を抑えるためにスタチンを使い、心機能の低下や心不全、突然死を防ぐ目的でACE阻害薬またはARB、β遮断薬、MR拮抗薬が処方されます。

不整脈の治療薬

心室頻拍や心室細動の再発予防には、経口のアミオダロンやβ遮断薬が使われることがあります。これらは不整脈の再発を抑えたり、植込み型除細動器の作動回数を減らしたりする目的で用いられます。また、心臓発作の後に心房細動を合併している場合は、脳梗塞予防のために抗凝固薬が重要です。ワルファリンや直接経口抗凝固薬(DOAC)が用いられ、出血リスクとのバランスをみながら継続します。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。