梅の一日の摂取量は?

日本人の食事摂取基準(2025年版)における食塩摂取目標量は成人男性で7.5g未満/日、女性6.5g未満/日とされています。今回は梅干し2Lサイズ(約3.7㎝〜4.1㎝未満、約10.5g〜14.3g未満)を例に目安を示します。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年によると梅干し/塩漬100gあたりの食塩相当量は約18.2gで1粒あたり約1.8g〜2.6gとなります。これは1日の食塩摂取目標量の1/3程度摂取することになります。他の食品との組み合わせを考慮すると梅干しを食べる場合には、1日1粒程度が目安の一例になりそうです。
梅の食品を食べ過ぎた時の症状と対処法

カリカリ梅を食べ過ぎた時の症状と対処
カリカリ梅とは、梅の実に含まれているペクチンという物質が、カルシウムと反応してペクチン酸カルシウムという硬い物質に変化した梅です。作り方は複数あり、カルシウムの原料となる卵の殻や水酸化カルシウムを漬けこむものなどがあります。梅の実は熟してしまうとペクチンが分解されてしまうため、熟していない青梅を使用します。食塩は、材料の10%前後を使用します。カリカリ梅は、梅の酸味と漬けこんだ食塩の摂取が懸念されます。酸味の強いものを多く摂取すると胃腸への刺激や腹痛を起こす可能性が考えられます。食塩を摂り過ぎてしまった場合は、排出を助けるためにカリウムを多く含む食品を積極的に摂取することをおすすめします。カリウムは、野菜類、果物類、大豆製品などに多く含まれています。
梅干しを食べ過ぎた時の症状と対処法
梅干しとは、梅干し(白梅干し)、調味梅干しなどがあり、まとめて「梅干し」と呼ばれています。梅干しは、梅のみを塩漬けした後に天日干しで乾燥させたものです。調味梅干しは、梅干しを調味料に漬けたもので、しそ梅、はちみつ梅などがあります。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年によると、うめ/梅漬/塩漬、可食部100gあたり19.3g、うめ/梅干し/塩漬、可食部100gあたり18.2gと食塩が多く含まれていることがわかります。食塩の摂り過ぎは血圧上昇やむくみの原因になる可能性があります。また、胃の粘膜を刺激して、痛みを引き起こすこともあります。食べ過ぎてしまった場合には、体内の食塩を排出する働きのあるカリウムの摂取をおすすめします。妊娠中も適量であれば問題ありませんが、食塩が多いため、1日1粒程度が目安と考えられます。
干し梅を食べ過ぎた時の症状と対処法
干し梅とは、梅干しや加工梅の果肉を乾燥させたものです。梅干しほど食塩は少ないですが、梅に含まれるクエン酸が胃酸の分泌を促進し、胃痛をおこす可能性があります。食塩に関してはカリウムの多く含まれる野菜類、果物類、大豆製品などの摂取をおすすめします。
梅酒の梅を食べ過ぎた時の症状と対処法
梅酒の梅は、梅酒を作るときに使われます。ホワイトリカー、氷砂糖などと一緒に漬けます。取り出した梅の実は食べられます。梅酒の梅にはアルコールや糖分が含まれています。アルコールの分解には水分補給がおすすめです。糖分を多く摂取した場合には、きのこや海藻類など食物繊維を摂取することで、摂り過ぎてしまった糖による血糖値の急上昇を穏やかにする働きが期待されます。

