11日(日本時間12日)に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)を前に、ニュージーランド代表DFティム・ペイン(32)=ウェリントン・フェニックス=を巡るSNSの狂騒曲が、ついに前代未聞の領域に突入した。日本時間6月8日、ペインのインスタグラムフォロワー数が「540万人」に達し、なんとニュージーランドの総人口(約530万人)を追い抜いてしまったのだ。1人のサッカー選手のアカウントが国家の人口を超えるという、歴史的な大バズりが起きている。
始まりは「最も無名な選手を応援しよう」
わずか1週間前まで、ペインのフォロワー数は5000人にも満たなかった。母国以外ではほとんど名前を知られていない32歳のユーティリティープレーヤーだったが、アルゼンチンの人気インフルエンサー、バレン・スカルシーニ氏(通称スカルソ)が「W杯で最も無名な選手を団結して応援しよう」とSNSで呼びかけたことで運命が一変。
世界中のサッカーファンがこの“お祭り”に便乗し、ついに自国の人口をも超越する社会現象へと発展した。
ホテルでの熱い抱擁「マジでクレイジーだよ」
この爆発的なフィーバーの渦中、ペインは自身の運命を変えた恩人であるスカルソ氏と、事前キャンプ地のフロリダ州ボカラトンのホテルでついに感動の初対面を果たした。
「マイ・フレンド!」と大声を上げながら部屋に入ってきたスカルソ氏に対し、ペインは満面の笑みで応じ、熱いハグを交わした。ペインが「Cómo estás?(調子はどう?)」とスペイン語で挨拶すると、「俺のスペイン語の語彙力はこれだけなんだけどね」と冗談を飛ばし、周囲を笑わせた。
スカルソ氏から急激な名声について問われたペインは、素直な胸の内を明かしている。 「本当にクレイジーな日々だ。僕にとって全く未知の世界だから、どう感じていいか分からなかった。今もまだ頭の中で処理しきれていないけれど、素晴らしいことだよ。僕のためにこれだけのことをしてくれたことに感謝している」

