「子供の人生を歪める親の罪」がテーマとの分析も
そんななか目立つのが、茂木の母・カルの名を挙げる人で、SNSには
「息子に罪を犯させたくなかったカルがもっちゃんに代わり独断で襲撃を実行」
「(事件の日の夕食に食べた焼きそばにかけた)お酢に睡眠薬仕込んだのはもっちゃんで実行犯はカルさん説ある?」
「真犯人はカルだと予想。この作品は『親の罪が子供の人生を歪める』ことを描いている。もっちゃん本人が犯人というより、カルが手を汚し、もっちゃんは母を庇うために31年間嘘をつき続けたのでは。もっちゃんがふみに逆らえなかったのも、自分の罪ではなくカルを守るため」
などの書き込みが並ぶ。そうなると、カルが本作に初登場したのは第6話(5月22日放送)ではなく、初回となり、放送開始前からドラマ公式サイトの相関図に載っていた点も納得がいく。仮にカルの年齢が80代前後なら、31年前は40~50代。“考察班”が推測する、睡眠薬で眠らせた状態の田鎖夫妻であれば、1人で刺殺することも十分可能だ。
立ち退きは不器用な息子を案じるカルにとっても死活問題
第8話では、茂木が店の権利書と老人ホームと思しき施設のパンフレットを並べて、スーツ姿の人物に相談、ふみから突然暇を出されたカルに、茂木が「母ちゃん、もうゆっくり休みなよ。お金ならなんとかするから」と話す場面があった。また、同年代の子供と比べて勉強が得意ではなかった茂木が就ける仕事が家業の中華料理屋くらいしかなかったことが、2人の会話から示唆された。こうした情報を踏まえると、茂木が母を施設に入所させるために店を売却しようとしていたことや、31年前の立ち退きの件が、茂木だけでなく、息子の先行きを案じるカルにとっても重大な死活問題だったことが想像できる。

