納豆を食べ続けると血圧は下がる?メディカルドック監修医が、納豆と血圧のメカニズムや、期待できる具体的な効果、1日のうちで食べるのに最適なタイミング、そして注意すべき薬との飲み合わせについて解説します。

監修医師:
佐藤 浩樹(医師)
北海道大学医学部卒業。北海道大学大学院医学研究科(循環病態内科学)卒業。循環器専門医・総合内科専門医として各地の総合病院にて臨床経験を積み、現在は大学で臨床医学を教えている。大学では保健センター長を兼務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本循環器学会専門医、産業医、労働衛生コンサルタントの資格を有する。
納豆を食べ続けると血圧はどうなる?
納豆は日本の伝統食品として親しまれ、その健康効果が注目されています。特に、血圧への影響については、さまざまな研究で血圧低下の可能性が示されています。納豆のもつ体への好影響について以下で説明いたしましょう。
ナットウキナーゼやカリウムを含む納豆の栄養価の特徴
納豆は、大豆由来のたんぱく質に加え、ナットウキナーゼを含む発酵食品です。納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素は、血管を健康に保持する作用があります。また、カリウムも豊富で、血圧調整に関与しています。日常的に取り入れやすく、栄養バランスに優れた食品といえるでしょう。
納豆が血管に与える効果とは?
納豆に含まれるナットウキナーゼには、血栓を分解したり、血流を改善したりする作用があります。また、カリウムは、余分な塩分を体外に排出する働きがあり、血圧安定化に寄与します。
納豆を食べると血圧は下がる?
納豆を食べることで血圧が下がる可能性があります。これは、納豆に含まれるナットウキナーゼが、血流改善に関与するためです。実際、軽度高血圧者を対象とした研究では、継続摂取により収縮期・拡張期血圧の低下が確認されています。ただし、効果には個人差があるため注意が必要です。
高血圧が気になる人が納豆で気を付けた方が良い薬の飲み合わせ・食べ合わせはある?
納豆は健康に良い食品ですが、服用している薬によっては注意が必要な場合があります。特に、血液や血圧に関わる薬との相互作用が考えられます。一度、かかりつけ医に相談しましょう。
納豆との食べ合わせ・飲み合わせで気を付けた方が良い薬とは?
納豆との食べ合わせ・飲み合わせで特に注意が必要なのは、抗凝固薬であるワルファリンです。納豆に多く含まれるビタミンKが、血液を固まりにくくするワルファリンの作用を弱めるためです。ワルファリン服用中の方は、納豆を控える必要があります。他の薬でも影響が出る場合があるため、納豆摂取前に医師に相談することが大切です。
高血圧などの治療中は食事療法を自己判断せず医師に相談を
高血圧などの治療中は、食事が薬の効果や体調に影響することがあるため注意が必要です。例えば、減塩のつもりで極端に塩分を控えすぎたり、カリウムを多く含む食品を過剰に摂取したりすると、体に悪い影響を及ぼす場合があります。自己判断で食事を変えず、医師や管理栄養士と相談しながら調整することが大切です。

