血圧が気になる人が納豆をより効率的に摂取できる方法はある?
納豆は熱に弱いため熱々のご飯に乗せずそのまま食べる
熱々の白米に乗せず「そのまま」または「少し冷ましてから」食べるのがよいでしょう。納豆に含まれるナットウキナーゼは、比較的熱に弱く、30〜50℃の範囲で安定しているからです。炊き立てのご飯は約80℃以上あるため、酵素の活性を維持し血圧管理に役立てるなら、加熱を避けて摂取するのが最も合理的といえます。
納豆に付属のタレは少なめにして塩分の摂りすぎを防ぐ
血圧管理の観点から、納豆に付属するタレの使用は「少なめ」に留めましょう。高血圧の最大の原因は塩分の過剰摂取です。納豆自体は低塩分で血圧降下作用が期待できる食品ですが、タレを全量使うと1回で約0.5〜1g程度の塩分を摂ることになります。そのため、薬味などを活用し減塩に心がけましょう。
「納豆と血圧」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「納豆と血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
1日1パックの納豆を毎日食べ続けると、血圧にどのような変化がありますか?
佐藤 浩樹 医師
1日1パックの継続摂取により、血圧が低下する可能性が研究で示されています。2008年の臨床試験では、8週間の継続により収縮期血圧が約5.5mmHg低下したと報告されました。これは納豆成分が血圧を上げる酵素を抑え、血管を広げるためと考えられます。即効性はありませんが、長期的な習慣化が重要です。
血圧の上が高めの人は納豆を1日2パック以上食べても大丈夫でしょうか?
佐藤 浩樹 医師
納豆を1日2パック以上食べること自体は、健康な方であれば問題はありません。しかしながら、血圧対策として「食べれば食べるほど効果が上がる」という明確なエビデンスはないのが現状です。むしろ、付属のタレによる塩分過多や、カロリーの過剰摂取につながる懸念がありますので注意しましょう。
血圧を下げるために、納豆以外にも積極的に摂るべきおすすめの食べ物はありますか?
佐藤 浩樹 医師
血圧を下げるためには、納豆以外にも「カリウム」を豊富に含む食品を摂ることが効果的と言えます。カリウムは体内の余分な塩分を排出する作用を有しているためです。具体的な食品として、バナナ、アボカド、ほうれん草などがおすすめです。

