2人目の壁を打破するカギは「長期の経済的支援」と「キャリア継続」の両立
今回のアンケート結果から、「2人目の壁」がどこにあるのかが見えてきました。出産費用の無償化は、約7割が賛成する期待の大きい制度です。費用という大きなハードルが下がることで、出産に踏み出しやすくなる方も増えることでしょう。
一方で、当事者が「もう1人産もう」と決断するには、出産時の費用だけでなく、子どもを育てる20年間の教育費や保育料、そして仕事を続けられるかどうか……そうした不安もまた、大きな壁として立ちはだかっています。
出産費用の無償化という第一歩に加え、「長期的な経済的支援の充実」と「キャリアを継続できる環境の整備」——この2つが揃ったとき、「産みたい」という気持ちはより大きく後押しされるのではないでしょうか。
<ベビーカレンダー編集長 二階堂美和>
出産費用の無償化は、「産む」というスタートラインに立ちやすくしてくれる、確かな一歩です。出産費用の地域差や、出産育児一時金だけでは賄いきれない自己負担など、これまで当事者が訴えてきた課題に、制度として向き合う動きが出てきたことを、私は歓迎しています。
一方で、今回の調査から見えてきたのは、制度への賛成と「もう1人産み育てられる」と思えることの間には、まだ大きな距離があるという現実でした。子育ては、出産の瞬間だけで完結するものではありません。教育費や保育料、住居費、物価高への不安、そして育休明けに仕事を続けられるのかという不安。そうした複数の要因が重なり、「2人目の壁」になっているのだと感じます。
だからこそ必要なのは、出産時だけを支える「点の支援」ではなく、産んだ後の暮らしを長く支える「線の支援」です。子どもを産み育てたいと思える社会にするためには、長期的な経済的サポートに加え、仕事を続けながら子育てもできる環境づくりが欠かせません。
そしてそれは、今子育てをしている世代だけの問題ではありません。今の子どもたちが大きくなったときに、「自分も子どもを産み育てたい」と自然に思える社会をつくれるかどうかにもつながっているはずです。
私たちベビーカレンダーは、今まさに子育てに向き合う当事者の声を拾い、社会全体で考えるきっかけをつくることで、その議論の一助となりたいと考えています。
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今後もベビーカレンダーは、妊娠・出産・子育てに向き合うすべての人が、安心して自分たちの選択をできるよう、信頼できる情報を届けていきます。
※本調査の自由回答は、文意を損なわない範囲で一部表記を整えています。
【調査概要】
調査タイトル:「2人目(以降)の壁」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2026年5月19日(火)〜5月25日(月)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営しているサービスを利用した方
調査条件:妊娠中・育児中(末子が18歳未満)の女性(615人)
【出典について】
本調査内容を転載される場合は、出典が「株式会社ベビーカレンダー」であることを明記していただきますようお願いいたします。
※AI生成画像を使用しています

