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「アディポネクチン(瘦せホルモン)」の分泌を増やす「食べ物」はご存知ですか?

「アディポネクチン(瘦せホルモン)」の分泌を増やす「食べ物」はご存知ですか?

アディポネクチンの分泌を増やすために食事をする上での注意点

アディポネクチンの分泌を増やすために食事をする上での注意点

アディポネクチンを増やす食事は「足し算」だけでは完結しません。減らすべき食品を意識し、内臓脂肪を増やさない食習慣を整えることが、同じくらい重要なポイントになります。ここでは日常で守りたい注意点を5つに整理し、医師の視点から順に詳しく解説します。

飽和脂肪酸の過剰摂取を避ける

脂身の多い肉・バター・生クリームなどには飽和脂肪酸が多く含まれます。摂りすぎでLDLコレステロールを上げ、内臓脂肪の蓄積にもつながる栄養素です。日本人の食事摂取基準では、総エネルギーの7%以下が目標とされています。脂身を切り落としたり、調理は焼く・蒸す・茹でるを中心にしたりすると、無理なく摂りすぎを防げるでしょう。

加工肉・トランス脂肪酸を控える

ベーコン・ソーセージ・ハムなどの加工肉は、飽和脂肪酸と塩分が多く、心血管疾患リスクと関連するとされる食品群です。マーガリンや洋菓子に含まれるトランス脂肪酸も、HDLを下げLDLを上げる方向に働く可能性が指摘されています。アディポネクチンの恩恵を最大化したい人ほど、これらの摂取頻度を意識して下げましょう。

糖質と総カロリーの摂りすぎに注意

甘い飲料・菓子・精製度の高い炭水化物の過剰摂取は、内臓脂肪を増やし、アディポネクチン分泌を低下させる方向に働く要因です。「腹八分目」を意識し、主食を玄米・雑穀米・全粒粉パンに置き換えるなどの工夫が役立ちます。間食をナッツやヨーグルトに切り替えるだけでも、無理なく総カロリーと血糖変動を抑えやすくなるでしょう。

アルコールは「適量」を守る

少量のアルコールがアディポネクチンを増やす方向に関与する可能性は指摘されています。一方、過量飲酒は脂肪肝・高血圧・肥満を介して逆効果となるため要注意です。上限の目安は、日本酒1合・ビール中瓶1本・ワイン2杯程度です。週に2日以上の休肝日を設けると、健康全般への悪影響を抑えやすくなります。

極端な食事制限・偏食は避ける

気をつけたいのは「○○だけダイエット」のような極端な制限食です。栄養バランスを崩し、長期的にはむしろ内臓脂肪型肥満や代謝異常を招くおそれがあります。和食を基本とし、青魚・大豆・野菜・海藻・きのこ・ナッツを上手に組み合わせると安心です。バランス型の食事こそ、アディポネクチンを高く保つ食習慣として現実的な選択肢といえるでしょう。

「アディポネクチンと食べ物」についてよくある質問

「アディポネクチンと食べ物」についてよくある質問

ここまでアディポネクチンと食べ物について紹介しました。ここでは「アディポネクチンと食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

体脂肪を下げる食べ物について教えてください。

関口 雅則 医師

体脂肪を直接下げる食品はありませんが、海藻やきのこ、野菜などの食物繊維は糖や脂質の吸収を抑え、脂肪蓄積を防ぎます。青魚のEPA・DHAは中性脂肪を低下させ、大豆製品や鶏むね肉などのたんぱく質は筋肉量を維持し代謝を保ちます。加工食品や甘い飲料は控えめにし、運動と組み合わせることが効果的です。

まとめ青魚や大豆製品を意識して取り入れ、内臓脂肪を減らす食習慣を整えましょう

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される「善玉ホルモン」で、糖代謝・脂質代謝・血管の健康を支える重要な因子といえます。分泌を増やすには内臓脂肪を減らすことが第一です。青魚・大豆製品・緑黄色野菜・海藻・ナッツなどを意識的に取り入れると効果的でしょう。一方、加工肉や飽和脂肪酸の摂りすぎには注意が必要です。気になる方は、医師や管理栄養士に相談してみてください。

「アディポネクチン」と関連する病気

「アディポネクチン」と関連する病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

代謝・内分泌系

2型糖尿病メタボリックシンドローム脂質異常症

動脈硬化症

高血圧症

これらの病気は内臓脂肪の蓄積を背景に、アディポネクチン低下を介して発症・進展しやすくなります。早期から食事・運動を見直すことが、合併症を防ぐ最も確実な近道といえるでしょう。

「アディポネクチン」と関連する症状

「アディポネクチン」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

腹囲の増加

倦怠感・疲れやすさ

血糖値・脂質の異常

いずれも自覚症状に乏しく、健診で指摘されて初めて気づくケースが多くみられます。気になる項目があれば、内科や生活習慣病外来で相談してみてください。

参考文献

アディポネクチン|公益社団法人 日本薬学会

アディポカイン|公益社団法人 日本薬学会

糖・脂質代謝に重要なアディポネクチン受容体の立体構造を解明|理化学研究所

抗糖尿病ホルモンであるアディポネクチンの食欲調節作用の発見|東京大学医学部附属病院

アディポネクチン濃度、アディポネクチン遺伝子多型と2型糖尿病罹患との関連について|国立がん研究センター JPHC研究

アディポネクチンによるエクソソームを介した脂質排出機構を解明|日本医療研究開発機構(AMED)

Effect of fish oil on circulating adiponectin: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials|PubMed

配信元: Medical DOC

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