ナイトガードによる「かみ合わせの変化」への対応と注意点
Q.「開咬」になった場合、どのような治療をするのですか。自然に治りますか。
石川さん「まずは『なぜかみ合わせが変わったのか』の原因を突き止めることが先決です。自然に治るのを待つのではなく、早めの適切な対処が必要です。『前歯がかみ合わない』という見た目は同じでも、その原因は人によって異なります」
・装置の調整、見直し
ナイトガードの形が合わなくなっていたり、素材が削れたりしている場合は、削って高さを調整したり、新しく作り直したりします。
・顎の関節のチェック
実はマウスピースの問題ではなく、「顎の関節そのものの変化(下顎頭の吸収など)」で顎の位置がズレているケースもあります。この場合は、レントゲンや精密な検査で関節の状態を確認します。
・根本的な治療
かみ合わせのズレにより日常生活に支障がある場合には、根本的な治療として矯正治療などでかみ合わせの改善を検討する場合もあります。
ナイトガードは歯を守るための非常に心強い味方ですが、調整が必要な繊細な装置でもあります。歯科医師と二人三脚で「今の自分の口に合っているか」を確認し続けていくことが、口の健康を守る一番の近道です。
