「急に我慢できない尿意」がある場合は別の病気の可能性も
スポーツの試合の観戦中や映画の鑑賞中に強い尿意が頻繁に起きる場合、単に「トイレが近い体質」とは限りません。突然起こる我慢できないような強い尿意、頻尿、夜間頻尿、尿漏れなどが続く場合は、「過活動膀胱」などの病気が隠れていることがあります。
日本の過活動膀胱診療ガイドラインでは、過活動膀胱は、突然起こる我慢できないような強い尿意である「尿意切迫感」がある場合と定義されており、通常は頻尿や夜間頻尿を伴う「症状の集まり(症候群)」に分類されています。
特に、日常生活や外出、仕事、睡眠に支障が出ている場合は、自己判断で我慢を続けるのではなく、泌尿器科に相談することが大切です。
我慢してしまった後は、早めにトイレへ
尿意を我慢してしまった場合は、できるだけ早めにトイレに行きましょう。その際、焦って強くいきむ必要はありません。強く腹圧をかけると、骨盤底や膀胱周囲に余計な負担がかかることがあります。落ち着いて排尿し、「まだ残っている感じ」がある場合は、少し時間を置いてもう一度排尿するのも一つの方法です。
また、「排尿後も強い残尿感がある」「尿が出にくい」「下腹部の張りや痛みが続く」といった場合は注意が必要です。尿意があるのに尿がまったく出ない場合は、急性尿閉の可能性があり、早急な医療機関の受診が必要です。
