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「尿酸値」はいくつから”薬”が必要かご存じですか?種類・副作用・注意点も医師が解説!

「尿酸値」はいくつから”薬”が必要かご存じですか?種類・副作用・注意点も医師が解説!

尿酸値を改善するための正しい生活習慣と対処法

尿酸値を下げる基本は、生活習慣の改善です。できることから少しずつ始めてみましょう。

プリン体を控えた食事と積極的な水分補給

尿酸を合成する材料になるプリン体の摂取を控えることで、尿酸値の低下が期待できます。具体的には、以下のような食材は摂りすぎに注意しましょう。

レバー

白子類

魚の干物(マイワシ・マアジ・サンマ)

また、尿酸の排泄を助けるために積極的に水分を摂り、尿量を増やすことも大切です。ただし、アルコールはプリン体の有無に関わらず尿酸値を上昇させる作用があるため、控えましょう。

適度な有酸素運動とストレスの管理

肥満は尿酸値を上昇させる原因になるため、有酸素運動で身体を動かすことも大切です。具体的には歩行、ジョギング、サイクリングなどが挙げられます。少し脈が早くなる程度の強さで、1回10分以上行うのがおすすめです。1日30分以上または60分程度できるとよいのですが、無理のない範囲からで構いません。また、短時間での激しい運動や筋力トレーニングは、逆に尿酸値が上がるおそれもあります。尿酸値の改善を目的とする場合、運動での負荷がかかりすぎないよう気を付けてください。また、ストレスも尿酸値上昇に関わる要素です。十分な睡眠時間を確保し、自分なりのリラックス方法を見つけることも心がけてみてください。

「尿酸値と薬」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「尿酸値と薬」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

尿酸値がどのくらい高くなると、薬を飲み始める必要がありますか?

伊藤 陽子(医師)

薬を開始する尿酸値は、痛風発作や合併症の有無で異なります。尿酸値が7.0mg/dL以上で痛風発作が起きている場合、発作が治まったら尿酸値を下げる薬の開始を検討します。まずは食事療法や飲水を増やして改善があるか様子を見ることもあります。発作の経験がない場合、尿酸値が8.0mg/dL以上で合併症(腎障害、尿路結石、高血圧、虚血性心疾患など)がある、または9.0mg/dL以上であれば開始を検討します。個人の健康リスクによって薬の開始タイミングは異なるため、持病がある方は必ず受診時に医師へ伝えてください。

足の指に激痛が出た場合、まずは市販の鎮痛薬を飲んでも良いのでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

ひどい痛みの場合は「まずは市販薬」でなく、できる限り整形外科の受診が望ましいです。痛風発作の状況によっては、市販されていない種類の痛み止めが必要な可能性もあるためです。ただし、速やかな受診が難しい場合は、市販の鎮痛薬で様子を見るのはやむを得ないでしょう。アスピリン(アセチルサリチル酸)は、尿酸値の変動を起こして発作を悪化させる可能性があるため避けてください。なお、市販薬で痛みが治まっても放置せず、必ず受診して尿酸値の確認や薬の調整を受けてください。

トマトなどの野菜を中心とした食事で、尿酸値をコントロールすることは可能ですか?

伊藤 陽子(医師)

野菜を中心とした食生活は、尿酸値のコントロールに良い影響を与えます。トマトをはじめとする野菜類全般や穀物、豆腐、きのこ類、乳製品などをバランスよく摂取しましょう。ただし、食事の改善だけで尿酸値をコントロールするのは難しいケースは少なくありません。薬が処方されている方は、食生活の改善と薬物療法の両方に取り組むことが大切です。

痛風の治療で処方された尿酸降下薬は発作がおさまったらやめていいですか?

伊藤 陽子(医師)

発作が治まった場合も、尿酸降下薬は中止せずにしっかりと続けてください。尿酸降下薬を中止すると尿酸値が上がり、いずれ発作が再発する可能性は高いためです。薬をどのタイミングで中止するかは、その方の持病や尿酸値、発作の状況などに応じて慎重に判断します。薬について気になる点は医師や薬剤師に確認し、自己判断での中止は避けてください。

まとめ 尿酸値の薬は継続が大切!

尿酸値を下げる薬は、将来の痛風発作を防ぎ、腎臓や脳、心臓などを守る重要な薬です。自覚症状はなく、健康診断で指摘された場合は内科、足の親指の付け根や手足の関節などに痛みが出る「痛風発作」が出た場合は、整形外科での対応が基本です。整形外科でも、発作が治まったら発作予防を目的として尿酸値を下げる薬を開始します。尿酸を下げる薬は服用が長期間にわたるのが一般的です。気になることは医師や薬剤師に確認し、正しく服用することを心がけてください。

「尿酸値」の異常で考えられる病気

「尿酸値」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

循環器系

高尿酸血症

動脈硬化

整形外科系の病気

整形外科系

痛風

内分泌系の病気

内分泌系

腎障害

泌尿器科の病気

泌尿器科系

尿路結石

尿酸値は、高いだけでは自覚症状が出にくいのですが、放置すると痛風発作や動脈硬化悪化の原因となります。高値を指摘されたら必ず受診しましょう。

「尿酸値」に関連する症状

「尿酸値」に関連する症状は4個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

関節痛

足の親指の付け根の痛み

発熱

皮膚にできるしこり

これらは痛風発作の代表的な症状です。「風が吹いても痛い」と言われる強い痛みのケースも多いため、症状が現れたらすぐに受診しましょう。

参考文献

高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版(日本痛風・核酸代謝学会)

健康日本21アクション支援システム「高尿酸血症」(厚生労働省)

配信元: Medical DOC

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