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【思春期の子育て】あえて失敗させるのが正解?世界が重視する「レジリエンス」の育て方

【思春期の子育て】あえて失敗させるのが正解?世界が重視する「レジリエンス」の育て方

近年、子育てにおいてもよく聞くようになった「レジリエンス」。世界の思春期教育では今、このレジリエンスを育むことが大きな目的のひとつとなっています。この記事ではアメリカ在住の作家・ジャーナリストで教育者でもある冷泉彰彦氏の著作『世界の一流は「子ども」に何を教えているのか』(発行:クロスメディア・パブリッシング)の一部を抜粋。日本の思春期教育が抱える問題点、そして世界との違いについてお届けします。

世界の思春期教育のトレンド「レジリエンス」。その育て方と重要性とは?

それでは翻って、世界の思春期教育にはどんな特徴があるのでしょうか?冷泉氏は『思春期とは、人生の中で最も成長する時期であると同時に、最も激しく試行錯誤がされる時期でもある』と定義した上で、3つのトレンドを明かしています。

【思春期の子育て】あえて失敗させるのが正解?世界が重視する「レジリエンス」の育て方
出典:PIXTA

その一つが「レジリエンス」を育てるというアプローチです。レジリエンスとは困難やトラブルに直面した時、それを解決する力や回復力のこと。書籍では、レジリエンスを育む重要性の根拠として『心理学の研究成果によれば、努力によって能力は伸びるという「成長マインドセット」や、「やり抜く力(グリット)」の重要性が指摘されています』と述べています。

さらに、失敗や困難を「学びの重要な契機」と定義した上で、『挑戦と失敗を繰り返す中で、「できなかったことができるようになる」という実感を得る』こと、そしてこの「あえて失敗を経験させる」という方法論が『将来を生き抜く力を育てることにも応用できる』と続けています。

【思春期の子育て】あえて失敗させるのが正解?世界が重視する「レジリエンス」の育て方
出典:PIXTA

加えて、冷泉氏は『年齢相応の枠に閉じ込めず、早熟へ向かわせる』『介入しなくても、ひたすら見つめ、見守り続ける』という残り2つのアプローチについても解説。

子どもが早熟であることを、逸脱ではなく、成長への推進力がついた証拠と捉えて、伸ばす教育というのは、21世紀にはますます重要になっていく』ということ、また思春期教育の基本として、親が子どもを「そっと」見守ることが大切だと述べています。

2026年6月2日発行『世界の一流は「子ども」に何を教えているのか』

【思春期の子育て】あえて失敗させるのが正解?世界が重視する「レジリエンス」の育て方
出典:冷泉彰彦著『世界の一流は「子ども」に何を教えているのか』(クロスメディア・パブリッシング発行)

『世界の一流は「子ども」に何を教えているのか』

AIとグローバルの時代に「世界で通用する18歳」を育てるために、親や教師はどんなメッセージを子どもたちに伝えるべきか——。渡米33年、プリンストン在住の作家・ジャーナリストで教育者でもある冷泉彰彦氏が教育と子育ての「世界標準」について解説する一冊です。

現地で3人の子育てを経験。さらにプリンストン日本語学校高等部で、数多くの日本人・日系人の高校生を指導し、アメリカの名門大学に送り出してきた著者。自らの経験なども踏まえつつ、幼児期から思春期に至るまで、年齢に応じた子育ての道筋を具体的に示しています。

著者:冷泉彰彦

1959年東京生まれ。ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部ディレクター。

東京大学文学部卒業後、福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。著書に『自動運転「戦場」ルポ : ウーバー、グーグル、日本勢 ── クルマの近未来』(朝日新書)、『「関係の空気」 「場の空気」』(講談社現代新書)など。

発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス
2026年06月02日発行
ページ数:224ページ
定価:1,815円(本体1,650円+税10%)


(構成・記事:ママテナ編集部書籍チーム)

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冷泉彰彦

米国ニュージャージー州在住の作家・ジャーナリスト/プリンストン日本語学校高等部ディレクター

1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。『アメリカの警察』(ワニブックス新書)、『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)、『「関係の空気」「場の空気」』(講談社現代新書)など多数の著書がある。有料の週刊メルマガ「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

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