しかし、50年も経てば平成は確実にレトロでしょう。そして、そんな50年後の世界を描いた漫画『50年後の平成女児』がSNSで話題になっています。



老人ホームで懐かしのプロフ交換
ある日、老人ホームで84歳の安井姫香さん(平成1桁生まれ)が「ねぇ プロフ帳書かない?w」と呼びかけ、「懐かし笑 ウチも持ってたわ~」とリアクションする83歳の杉山麻衣さん(同じく平成1桁生まれ)。そのやり取りを見た老人ホームのスタッフ・木田ちゃん(2050年生まれ)は「……プロフ帳? 皆さんのプロフィールならデータバンクに入ってますよ?」と口を挟みますが、「違う違うw 昔 プロフ帳を書き合うのが流行ってたんよw」と姫香さんが平成について解説……という流れで、平成文化を面白おかしく振り返っていく同作。
実は、『50年後の平成女児』以外にも「コミケ」「ゲーム機」「YouTuber」「漫画」といった平成トピックをテーマにした作品が発表されており、それらは「50年後の老人ホーム」なるシリーズとして好評を博しています。
同シリーズの作者である漫画家の金沢真之介(@koikanazawa)さんに、これらの作品を手掛けるようになったきっかけ、執筆時に気をつけていること、今後の展望などについて聞いてみました!
作者、そして原案の妻も平成生まれ
――「50年後の老人ホーム」シリーズ、本当におもしろいです! ところで、主役を「平成生まれ」に、設定を「50年後」にした理由やきっかけは?金沢:僕も妻も平成生まれなのですが「将来、老人ホームに入るとしたら50年後くらいかな?」というところから設定を決めました。「平成生まれ」のモチーフは、最近の「平成リバイバル」から着想を得ました。
――「50年後の老人ホーム」シリーズは「コミケ」「ゲーム機」「YouTuber」「漫画」と各回でさまざまなテーマがありますが、特にインパクトが大きかったのは2025年12月にXで発表された『50年後の平成女児』です。「プロフ帳」や「シール手帳」が取り上げられており、ツボを押さえた描写やいかにも平成生まれな口調は笑いました。金沢さんはもともと、平成女児の文化に詳しかったのでしょうか?
50年後の平成女児(1/2)#50年後の老人ホーム pic.twitter.com/09kTihU6PL
— 金沢真之介 (@koikanazawa) December 23, 2025
金沢:プロフ帳やシール手帳などのネタは、シリーズの原案を担当している妻のアイディアです。なので、妻から当時の流行りなどを聞いて描かせていただきました。僕からすると「そういえば、周りの人はプロフ帳を書いてたかな?」くらいの印象です(笑)。
あと、口調は僕の個人的なイメージなので、平成感を感じていただけたのであればうれしいです!
――プロフ帳の表紙が絶妙に2000年代ごろにありそうなデザインで、ディテールも細かいです。『50年後の平成女児』を描くなかで、細部で意識したことやこだわった点があれば教えてください。金沢:表紙やシールの種類などは平成感を意識しました。僕はあまり詳しくなかったので、妻の意見が参考になりました。プロフ帳の中身も「⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」など、平成女児や平成感を意識して描きました。

