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なぜ人はビリヤニに惹かれるのか?代々木原シゲルさんが語る“一皿の設計”

なぜ人はビリヤニに惹かれるのか?代々木原シゲルさんが語る“一皿の設計”

鍋のふたを開けた瞬間、立ち上るスパイスの香り。「香りのダイヤモンド」とも呼ばれるビリヤニ。その魅力と一皿に込めたこだわりを、「Curry&Noble 強い女」のオーナー代々木原シゲルさんに聞きました。

埼玉県小川町で「Curry&Noble 強い女」を営む代々木原シゲルさん。

無水チキンカレーで人気を集め、全国のカレーイベントにも多数出店してきました。

2026年、同店を埼玉県初のビリヤニ専門店としてリニューアル。インド・ハイデラバードで愛される伝統的な製法にこだわりながら、ビリヤニの魅力を発信しています。

一皿のビリヤニに人生を変えられた――。

今回は、代々木原さんにビリヤニとの出会いから、一皿に込めた設計、そしてその魅力を広げていくこれからまで伺いました。

代々木原シゲルさんインタビュー

ビリヤニと出会ったきっかけ

——ビリヤニを作り始めたきっかけを教えてください

初めて食べたビリヤニに、自分の内側が書き換えられてしまうほどの衝撃を受けたのがきっかけです。

あまりのおいしさに、何でできているか考える間もなく無我夢中で食べ進めていました。食べ終わった瞬間に感じた、宝物を失ったような喪失感。あの「初恋」のような体験が、ビリヤニと自分の出逢いです。

代々木原シゲルさんインタビュー

https://www.instagram.com/tsuyoionna.curry/

——どんなところに魅力を感じていますか?

新鮮な魚を刺身にする、あるいは高級な和牛を焼くといった、素材の力を最大限にいかす料理とはまた異なる、「職人の技術による緻密な構築」に強く惹かれています。

ビリヤニの魅力は、何といっても料理の難易度の高さです。米とグレイヴィー、それぞれの水分量と塩分量という4つの要素が完璧に調和しなければ、すべてが崩れてしまう。肉の質感や複雑なスパイスの配合までを一編の詩のようにまとめ上げる工程は、正解のないパズルのようです。

素材に頼るだけでなく、作り手の技術と情熱によって「1+1を10にも20にも高めていく」。その圧倒的な調和の難しさにこそ、魅力を感じています。

軽いのに満足する、その理由

——強い女のビリヤニの特徴を教えてください

まずこだわったのは、炊き上がり時の肉の質感と、米が吸い上げる旨味のバランスです。バスマティライスの絶妙な食感の中に、肉の力強い旨味が凝縮されています。

また、スパイス使いはあえて主張しすぎず、調和を重んじています。肉の旨味やハーブの香り、バスマティライスの軽やかな食感が自然に重なることで、最後まで飽きのこない「嫌味のないスパイス感」を目指しています。

代々木原シゲルさんインタビュー

——お店の看板メニューを教えてください

看板メニューは「全盛りビリヤニSET」(3,800円)。チキンビリヤニと鴨ビリヤニの2種盛りに、副菜4種、ライタ(スパイス入りヨーグルトソース)、コカ・コーラが付く人気メニューです。

単品はチキンビリヤニ1,600円、鴨ビリヤニ2,300円から。副菜にはアサリのペッパーフライや金柑アチャールなどが並び、ビリヤニと組み合わせて楽しめます。

また、テイクアウトや冷凍ビリヤニの販売も行っています。

※メニューの内容や価格は取材時点のものです。最新の情報は店舗または公式SNSでご確認ください

ビリヤニ

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