「制限より『なぜダメか』を話し合う時間の方が近道だった」——一番効いた対策
中学時代を振り返って、彼女が最も効果的だったと綴るのは、制限の強化よりも話し合いの積み重ねです。
「ブルーライトの影響やSNSの炎上リスクなど、具体的な根拠を持って話し合うと、意外と子どもも納得します」と彼女。
さらに、「たまに一緒にスマホゲームをしたりして、子どもの興味に関心を持つことも大切」とも。ルールを押しつける関係ではなく、子どもの世界に歩み寄ることが、信頼関係の土台になったのでしょう。
高校入学を機に全制限を撤廃。「成績が下がったら管理下に戻す」約束が息子の自律心に火をつけた
高校入学という節目を迎えたとき、彼女は大きな決断をします。それまでかけていた全ての制限を外したのです。
ただし、条件がひとつありました。「テストの成績が一定以下になったら、また親の管理下に戻る」という約束を息子さんと交わしたのです。
「今のところ、本人がそれを嫌がって、自ら進んでスマホの使用時間をコントロールしているようです」と彼女。管理されるのではなく、自分で「管理下に戻りたくない」という動機から自律的に行動する——中学時代の試行錯誤が実を結んだ瞬間です。
