モビリティロボットから世界最高峰のソーラーカーまで! 未来の乗り物を体感
続いて訪れたのは、新宿駅西口と新宿中央公園をつなぐ歩行者ネットワーク「4号街路」エリア。ここでは、乗り物好きの息子が、次世代モビリティの展示や体験に目を輝かせていました。
こちらは、Hondaが開発したハンズフリーモビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」。

Hondaが長年培ってきた二輪・四輪の技術に加え、人型ロボット「ASIMO」の研究で培われたバランス制御技術を応用して開発されたモビリティ。座ったまま体重移動するだけで、直感的に操作できるのが特徴です。
実は取材の数週間前、栃木県のホンダコレクションホールを訪れた際にも気になっていたのですが、そのときは時間がなく試乗を断念。今回こうして体験できて、とてもうれしかったです。

前に進みたいときは体を前傾させ、止まりたいときは姿勢を戻すだけ。操作はとてもシンプルで、息子もすぐにコツをつかみ、スイスイ進んでいました。
座面が高く上がることで、歩く人と自然に目線が合い、会話しやすいのも印象的。
機械や誰かに“動かしてもらう”のではなく、「自分の意思で動きたい」という気持ちこそが、人の生きる力につながる――。そんなHondaの想いが込められた、温かさのあるモビリティでした。
会場をさらに進み、屋外展示エリアで目に飛び込んできたのが、工学院大学ソーラーチームが開発したソーラーカー。

世界最高峰のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」で実際に活躍した車両だそうで、太陽光だけをエネルギーに約3,000kmを走破する過酷なレースに挑んだ1台です。
一般的には、太陽光だけで乗用車を長距離走らせるのは難しいとされています。車体に載せられるパネル面積が限られ、発電量が走行に必要な電力に追いつかないためです。

一方でこのソーラーカーのように、車体全体に多数の高効率パネルを搭載し、軽量化を徹底することで、太陽光だけでの長距離走行を実現している例も生まれています。

発電量を最大化するために、パネル面積をできるだけ広く確保。そのためキャビンは必要最小限のコンパクトなつくりになっている
“太陽の力だけで走る”という夢を、研究者や学生たちが着実に現実へと近づけているのです。
レースみたいな特別な世界で磨かれた技術が、やがて私たちの生活にも当たり前のように入ってくる。 そんな未来を想像すると、「あ、これって本当に現実に起こるかも」と、ちょっとワクワクしてきました。
実寸大で飛び出す動物に息子も大興奮! ロボットにも会えるワクワク体験
最後に訪れたのは、東京都庁すぐ近く。西新宿の高層ビル街に広がる都会のオアシス、新宿中央公園内にある「ファンモアタイムひろば」です。
ここでは、息子がさらに夢中になる特別な体験が待っていました。

実寸大で飛び出す動物たちに出会える、アニマル召喚XR「サファリサモナー」。手がけるのは、XRなどの体験型デジタルコンテンツを開発するテクノロジー企業、ハシラスです。
ここで使われているXRは、ARやVRといった“現実と仮想をつなぐ技術”の総称。ARをベースにしながら、より没入感のある体験が楽しめます。
見てみたい動物を3つ選ぶ仕組みで、悩んだ末に「イルカ」「ティラノサウルス」「ゾウ」をチョイスしました。
専用ゴーグルを目に当てるようにして、用意されたカードをのぞき込むと……

動物モチーフがあしらわれたゴーグルは、手に取った瞬間からワクワクがふくらむアイテム

その瞬間、目の前に実寸大の動物が現れる、まさに「アニマル召喚」の体験が始まります。
たとえばイルカの場合、公園の中に海のような空間が広がり、イルカが楽しそうに泳ぎ回る様子が映し出されます。すぐ目の前を泳いでいるような感覚で、実寸大ならではの迫力が。
印象的だったのは、ティラノサウルスやゾウが現れたときの息子の反応。

あまりの大きさに、思わずその下に潜り込もうとしたり、手を伸ばして触れようとしたり……。
その様子からも、目の前の出来事が本物のように感じられるほどのリアリティと、すっかり引き込まれてしまう没入感の高さを実感しました。筆者自身もいっしょに体験し、時間を忘れて見入ってしまうほどでした。
ひろばでは、遠隔操作可能な四足歩行ロボット「Spot」のデモンストレーションも行われていました。

アメリカのボストン・ダイナミクスが開発した、犬のような見た目と動きが特徴のロボットで、自動走行や遠隔操作に対応し、工場や建設現場、災害対応など幅広い分野での活用が期待されているんですって。
口で物をくわえる動きも披露され、その器用さに思わずビックリ。

息子も興味津々で、その様子をじっと見つめていました。
ひときわ長い行列ができていたのが、子ども用の搭乗型ロボット「キッズウォーカー」。

写真提供/スマートシティフェスタ運営事務局
自分の手足を使って実際に操作できるよう開発されたロボットで、アミューズメントロボット分野で知られる榊原機械が手がけています。体を使って操縦する楽しさが特徴です。
ロボットを自分の手で動かす体験は、多くの子どもが一度は夢見たことがあるような特別なもの。実際に体験していた子どもたちも楽しそうで、会場にはワクワクした空気が広がっていました。

息子は時間の関係で体験できませんでしたが、機会があればぜひ挑戦させてみたいと感じました。
