
石川県金沢市に本社を構える金沢クラフトが、今まで廃棄されていた規格外の小さな栗にも新たな命を吹き込み、飲むことで能登を応援できる“希望の一杯”として、能登栗100%使用の「能登栗クラフトビール」を開発。各取扱店舗やオンラインショップ、ふるさと納税で購入できる。
地域の希望を形にする金沢クラフト

2024年に発生した能登半島地震。日本海に面した美しい景観と豊かな食文化で知られる能登は、一瞬にして深刻な被害を受けた。
建物の倒壊、観光客の減少、農業基盤の損壊…。能登の「当たり前の日常」は失われ、多くの人が今なお復興の途上にあるという。
その能登で、「地域の希望を形にしたい」と立ち上がったのが金沢クラフト。同社は、能登の特産品である「能登栗」を100%使用し、これまで市場に出ず廃棄されてきた栗に新たな命を吹き込むクラフトビールを開発した。
過酷な状況が続く栗農家
能登半島地震は、地域の観光や農業に大きな影響を与え、宿泊施設は営業を停止し、観光客が激減。農業では用水路が壊れ、出荷の目処が立たない農産物が数多くあった。

特に、栗農家にとっては過酷な状況が続いているそう。真夏の32℃を超える炎天下でも、苗木を守るために毎日欠かさず水やりを続けており、草刈りも手を抜けず、刈った草を木の根元に敷いて乾燥を防ぐ、その一つひとつが農家の知恵と努力だ。
「復興は遅れても、栗を育てる手は止めない」。その姿に触れたとき、金沢クラフトは胸を打たれという。
