急性大動脈解離の痛みについてよくある質問
ここまで急性大動脈解離の痛みを紹介しました。ここでは「急性大動脈解離の痛み」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
急性大動脈解離の痛みがおさまることはありますか?
林 良典 医師
急性大動脈解離の痛みは、発症直後に強く現れることが多いですが、その後一時的に軽くなることがあります。しかし、痛みが弱くなったからといって状態が改善したとは限りません。症状が落ち着いたように見えても病状が続いているケースがあります。むしろ、痛みが変化すること自体が重要なサインになることもあります。急性大動脈解離はどの病院でも治療できますか?
林 良典 医師
急性大動脈解離は高度な医療体制が必要な疾患であり、すべての医療機関で同じように対応できるわけではありません。特に手術が必要なケースでは、心臓血管外科の体制が整った医療機関での対応が重要です。多くの場合、救急搬送時に適切な医療機関へ振り分けられますが、初期対応を行った医療機関から専門施設へ転送されることもあります。
編集部まとめ

急性大動脈解離は、突然の強い胸痛や背部痛をきっかけに発症する緊急性の高い疾患です。痛みが移動したり、背中や腹部、腰まで広がったりすることもあり、症状の出方はさまざまです。命に関わることもあるため、強い痛みが急に現れた場合には、様子を見ずに速やかに救急受診を検討することが重要です。

