アナフィラキシーショックの原因

アナフィラキシーショックの原因として何が挙げられますか?
アナフィラキシーショックの原因は食物が多く、ほかには昆虫、薬物、ラテックスや運動なども挙げられます。
食物
原因となる食物は何がありますか?
主に食物の中に含まれるたんぱく質が原因となります。年齢によって原因となる食物は変わるのが特徴です。子どもは鶏卵、魚卵、牛乳、ナッツ類、ピーナッツ、小麦、牛乳、ごま、大豆、魚、果物などが原因となります。大人は果物、そば、甲殻類、魚類、大豆、ピーナッツ、ナッツ類、果物、アニサキス、スパイスなどが原因となりやすい食物です。
子どもの場合は、ほとんどの例で成長に伴って食物アレルギーの耐性がつき、食べられるようになります。しかし、大人は耐性がつきにくく、食べられないままであることがほとんどです。
昆虫
原因となる昆虫は何がありますか?
刺咬(しこう)昆虫の蜂や蟻が原因となります。原因となる蜂は、アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチの順に多くみられます。蜂の毒に含まれるヒスタミンやセロトニン、アセチルコリン、メリミン、アバミン、ハチ毒キニンなどがアナフィラキシーショックを起こす原因物質です。短期間に2回刺されるとアナフィラキシーショックのリスクが高くなります。
薬物
原因となる薬物は何がありますか?
以下の薬物が、アナフィラキシーショックの原因となります。ペニシリン系、セフェム系、ニューキノロン系などの抗菌薬
アスピリンなどの解熱鎮痛薬
局所麻酔薬
白金製剤、タキサン系などの抗腫瘍薬
筋弛緩薬
造影剤
ワクチン接種
血小板製剤、赤血球製剤、血漿製剤などの輸血
生物学的製剤
アレルゲン免疫療法
その他
その他の原因となるものは何がありますか?
その他、以下の原因が挙げられます。ラテックス(医療用手袋、カテーテル、風船、避妊具、ゴム靴、ゴム草履など)
口腔アレルギー症候群(花粉症やラテックスアレルギーがある場合に、特定の果物、穀物、野菜などを食べると起こる)
食物依存性運動誘発アナフィラキシー(特定の小麦や甲殻類などの食物を食べた後、30分後~4時間後運動すると生じる)
職業性アレルゲン(養蜂場の蜂、医療現場のラテックス、食品工場などで小麦やこんにゃく粉、コーヒー豆、干しエビやイワシの細かい粉など)
クラゲなどの海洋生物に刺される
ハムスター、ヘビに咬まれる
アナフィラキシーショックの受診科目
アナフィラキシーショックと思われる症状が出たら何科を受診すればよいでしょうか?
アナフィラキシーショックはアレルギーの全身症状に加えて、血圧低下、意識障害が伴う命にかかわる重篤な状態です。症状がみられたらすぐに救急車を呼びましょう。受診先はアレルギーを専門とする医療機関です。子どもは小児科で対応している場合もあります。アドレナリン自己注射薬を持っている場合は、太もも前外側の筋肉内に注射します。強いアレルギー症状を起こしたことがある人は、医療機関で相談し、アドレナリン自己注射薬を用意しておくと救急時にその場で対応できます。

