「胃がん」と「大腸がん」どちらの方が治療費が高くなりやすい?メディカルドック監修医がそれぞれの治療法や治療費も解説します。

監修医師:
杉本 大(医師)
日本内科学会認定医・専門医、消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医、プライマリーケア学会認定医
胃がんとは?

胃がんは胃の粘膜細胞が悪性化する疾患です。東アジアに多く、日本の罹患率は欧米諸国の約5〜10倍と報告されています。ピロリ菌(Helicobacter pylori)感染が主要なリスク因子です。早期であれば内視鏡・外科的切除で完治が可能であり、ステージIの5年生存率は98%ですが、遠隔転移を伴うステージIVでは約6%まで低下します。
大腸がんとは?

大腸がんは、結腸・直腸の粘膜細胞が悪性化する疾患です。食生活・喫煙・遺伝などがリスク因子とされています。日本では年間15万人以上が罹患し、最も多いがんです。国立がん研究センターのがん統計(2023)によると、がん死亡数の多い部位は、男性では肺がんに次いで大腸がんが第2位、女性では第1位となっています。早期では胃がんと同様に内視鏡・外科手術で完治が可能であり、ステージIの5年生存率は98%です。遠隔転移があるステージIVでも約23%と、胃がんのステージIVより高い生存率が示されています。

