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冷凍おにぎり輸出が6.5倍、1個600~800円でも海外で支持 北九州「のぼる」が新工場

冷凍おにぎり輸出が6.5倍、1個600~800円でも海外で支持 北九州「のぼる」が新工場

■商品づくりのストーリーも伝える

そうしたおいしさの再現性に加え、現地の食嗜好に合わせて商品を変える開発力と、その土地の食文化を知るリサーチ力も強みになっている。日本らしさを大切にしながら、海外の生活者に合わせて味や商品設計を調整する姿勢が、海外展開を支えている。

また、同社では、九州の会社として、九州の水とお米と、できる限り九州産の食材を使うことにもこだわっている。川添さんは「欧米では、その食品のおいしさだけでなく、その商品の成り立ちや商品開発のストーリーを評価する人が多いので、販売時に説明する時もある。北九州の会社として、おにぎりを通じて北九州の良さを伝えたい。伝統的な炊飯技術と最新の冷凍技術を組み合わせ、日本の食文化を世界に広めていく」と語った。

同社は、5年後の海外売上を現在の4倍にする計画を立てている。海外の小売店販売とともに、冷凍食品の長期保存可能な特徴を活かし、物流困難地域や離島、あるいは企業の福利厚生(社内自販機や売店での販売等)など、場所を選ばず日本食を楽しめるインフラとしての役割を強化していく考えだ。

■日本のおにぎりが世界のOnigiriへ

のぼるの工場には、ミャンマーやカンボジアなど外国籍の従業員も働いている。ミャンマーから来たザーリーミンさんとザーザーヘインさんは、日本で日本食の代名詞であるおにぎりを作り、それを海外に販売するのぼるの仕事が好きだと語る。「日本のお米とミャンマーのお茶の葉を高菜のように入れたおにぎりや、日本のお米とミャンマーの豆を使ったおにぎりを作りたい。そして、それを世界の人に食べてもらいたい」と夢を語る。

日本の伝統的なおにぎりを、海外の食文化や生活シーンに合わせて届ける取り組みは広がりつつある。のぼるは、冷凍おにぎりを通じて日本食の新たな需要を海外で開拓していく考えだ。

のぼるのおにぎりを両手に笑顔のザーリーミンさん(左)とザーザーヘインさん

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