難病「重症筋無力症の初期症状」は”何と間違われやすい”かご存じですか?医師が解説!

難病「重症筋無力症の初期症状」は”何と間違われやすい”かご存じですか?医師が解説!

見逃されやすい重症筋無力症の初期症状

見逃されやすい重症筋無力症の初期症状

初期症状は日常生活の単なる過労やストレスと似ているため、患者さんご自身も気付きにくい場合があります。発見が遅れやすい要注意なサインを解説します。

疲れているときだけ症状が出る

初期症状が特徴的であるにもかかわらず、重症筋無力症の診断が遅れてしまうことは少なくありません。その大きな理由は、症状が日常生活の単なる過労と見分けがつきにくいためです。仕事が大変忙しい時期や、運動をして肉体的にひどく疲労しているときにだけ、まぶたの重さや手足のだるさが現れることがあります。

長く話していると声が出にくくなる

営業職や学校の教師、保育士、コールセンターのオペレーターなど、日常的に長く話す職業に就いている方は、夕方になると声がかすれたり、鼻声になったりすることがあります。
これをのどの使いすぎや空気の乾燥によるものだと勘違いし、耳鼻咽喉科を受診して声帯には異常がないと診断されるケースが多々あります。

夕方以降に症状が強くなる

現代のストレス社会では仕事終わりの正常な疲労として片付けられがちです。帰宅時の運転で視界がぼやけたり二重に見えたりしても、「長時間のパソコン作業で目が疲れているだけだ」「老眼が進んだのかもしれない」と自己判断してしまい、市販の目薬を使用したり、度数の合わない老眼鏡を作り直したりして対処してしまう方が多くいらっしゃいます。

重症筋無力症|初期症状が疑われるときの受診の目安

重症筋無力症初期症状が疑われるときの受診の目安

症状が日常的に繰り返される場合や、急激な悪化のサインがみられる場合は、ためらわずに医療機関を受診することが大切です。ここでは、受診の目安や主な検査内容を解説します。

早めに受診した方がよい症状とは

夕方になるとまぶたが下がり視界が極端に狭くなる状態が続くとき、あるいは、片目を隠さないと物が二重に見えて車の運転や階段の昇り降りが怖いと感じるときは、重大な転倒や交通事故につながる危険を伴うため受診が必要です。また、食事のたびにむせたり、飲み物が鼻に逆流したりする場合も、誤嚥による肺炎を引き起こすリスクがあるため早めに受診した方がいいです。

重症筋無力症が疑われるときの診療科目

専門的に診断し、治療を行うのは脳神経内科です。この病気は筋肉自体の病気ではなく、脳からの命令を筋肉へ伝える神経接合部の異常であるため、脳神経内科の専門の医師による評価が必須です。

病院で行われる主な検査

重症筋無力症は患者さん一人ひとりの症状や体質によって適切な治療が異なるため、詳細な検査を行ってからガイドラインに基づいた治療方針を決定します。
診断から治療法決定までの一般的な流れは以下のとおりです。

症状の確認

血液検査

生理学的検査

画像検査

これらの結果をもとに、サブタイプに分類し、症状の重さをMGFA分類という国際的な基準で評価します。

配信元: Medical DOC

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