いちごに含まれる栄養素

※いちご100gあたりに含まれる栄養素の量を示しています。
ビタミンC
果物の中でもトップクラス、62mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCはたんぱく質の一種であるコラーゲンの生成を助け、皮膚や血管、骨の健康維持をサポートします。植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」の吸収を助ける働きがあります。抗酸化作用を持ち、体内の健康維持に役立つとされます。成人男女とも推奨量は100mg/日ですので、いちご約160g(約8〜10粒)で1日の推奨量をほぼ満たす計算になります。ビタミンCは水溶性で過剰分は排出されるため、いちごからの摂取で過剰症の心配はほとんどないでしょう。
葉酸
葉酸はDNA・RNAなど核酸やたんぱく質の合成に関与し、新しい細胞を作る際に必須となるビタミンです。そのため、粘膜や皮膚、血液などの組織の維持、再生にとって重要となります。いちごには90㎍含まれています。妊活、妊娠中にも重要な栄養素です。
カリウム
カリウムは細胞内液に最も多く含まれるミネラルであり、浸透圧を一定に保つ役割を担います。腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し尿中への排出を促すことで、塩分が気になる方の健康管理をサポートします。心臓や筋肉の機能を正常に保ち、神経刺激の伝達をスムーズにします。いちごには170mg含まれています。
食物繊維
食物繊維は人の小腸で消化されず、大腸まで達する難消化性炭水化物のことです。食物繊維の摂取により、おなかの調子を整える働きが期待できます。また、近年の研究では、日頃から食物繊維を十分に摂ることは、健康的な毎日を維持するために重要であると報告されています。いちごには1.4gの食物繊維が含まれています。日本人の目標量は成人(18〜64歳)男性で20〜22g以上、女性18g以上です。しかし不足気味の栄養素なので、おなかの調子を整えるだけではなく、健康の維持・増進のためにも、毎日の食生活で積極的に摂取することが望まれます。
キシリトール
多くの植物に含まれる糖アルコールの一種です。いちごは天然果実の中でキシリトール含有量が多いことが知られています。口腔内の環境を健やかに保つのに役立つ成分です。また、インスリンに依存せずに代謝されるため、血糖値への影響が穏やかという特徴があります。間食としていちごを取り入れることで、満足感を得ながら健康にも配慮できます。
「いちごの食べ過ぎ」についてよくある質問

ここまでいちごについて紹介しました。ここでは「いちごの食べ過ぎ」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
いちごを食べすぎるとどのような症状が出ることがありますか?
中岡 紀恵
個人差はありますが、水分の多さや果糖・有機酸・食物繊維の影響により、一時的に便がゆるくなったり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。また、体質によっては口の中のかゆみや違和感などのアレルギー症状が出る場合もあります。少しでも異変を感じた場合は摂取を中止し、症状が強い場合や長引く場合には医療機関の受診を検討してください。
いちごは一日何個まで食べて大丈夫なのでしょうか?
中岡 紀恵
「食事バランスガイド」による果物の摂取目安量(1日200g)を目安にすると、中粒(約15〜20g)のいちごであれば10〜15個程度が適量です。いちごはビタミンCが豊富で、5〜7粒ほどでも1日の推奨量の約半分を補うことができます。比較的糖質は控えめですが、一度に多く食べ過ぎるとお腹がゆるくなることもあるため、適量を意識して楽しむことが大切です。

